社会・経済

[No.1526] 柳川掘割物語:を見てきました

阿佐ヶ谷の名画座で「柳川掘割物語」というドキュメンタリーを見てきました。柳川は下腹白秋の生まれた町で、阿佐ヶ谷は白秋の住んだ街です。『柳川堀割物語』は、1987年公開のドキュメンタリー映画。宮崎駿の個人事務所馬力製作による実写作品で、監督は『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』の高畑勲です。

概説

水の都として知られる人口4万人の福岡県柳川市を縦横につらぬく水路網「堀割」。市街と水路がへだてなく隣接し、人々の暮らしにとけこんでいる様子がある。本作は、その成り立ちから現代にいたる水辺の暮らしと知恵を紹介しながら、近代化の波におされて荒廃した堀割の再生をめざす住民のたたかいをあわせて描いている。NHKの新日本紀行のような印象だが、まだ終わりにしないのかと思うほどにとても長い。

次の動画は、この柳川掘割物語の主人公ともいうべき広松伝さんの新潟市で行った公演です。映画の内容はこのような話です。

本作は以下の章立てで構成されている。

  • プロローグ
  • 第一章 堀割は生きている – 水路点描 –
  • 第二章 汲水場とお濠端 – 水路網の特色と利用: -:昔は家が堀に向かっていて、人々の生活は朝の水くみから始まっていた。
  • 第三章 柳川三年肥後三月 – 水路の仕組み -:城が堀に囲まれていたから戦争で落とすには3年かかるという意味。
  • 第四章 福岡県令 飲用河川取締規則 – 水路が清浄だった頃 :ごみは捨てはいけないなど細かく決められていたが、-
  • 第五章 列島改造の時代 – 水路の荒廃 -:この列島改造の時代に日本中の水路は埋められていく運命であった。
  • 第六章 海のつくった平野 – 堀割のなりたち –
  • 第七章 水を「もたせ」る – 水利システムの完成 :掘割に水が蓄えられていた。これを、もたせると呼ぶ。-
  • 第八章 水の一滴は血の一滴 – 矢部川水争い;久留米と柳川の両藩は江戸時代から水の取り合いをしていた。お互いに堰を作りあった。 –
  • 第九章 直訴と英断 – 水路再生に向って -:この演者が水路を埋めるのをやめるべく市長に直訴し、市長の大英断により、水路を町直営で市民が働いて浚渫することになった。
  • 第十章 自然を生かし共に生きる – 城堀水落ち:秋になるとどりの水を落として浚渫をする。魚を取り、ヘドロを除く。春になるとまた水を入れる。 –
  • 第十一章 住民と行政の連帯 – 水路再生の歩み -:
  • 北原白秋:
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