ドライアイ

[No.1864] ハンディ扇風機でドライアイになる?NHK登場

ハンディ―扇風機が眼のドライアイを悪化させているか?という質問をNHK記者から受けました。私は目と視覚のことならなんでもお答えしますし、日常的に神経眼科で扱う眼瞼痙攣との関連でドライアイに関心は持っていますが、角膜や涙器としてのドライアイの専門家ではありません。私のお答えは7月18日の夕刻のNHK 二ユースで放送されたそうです。(わずかの時間で、顔に当てても良いが眼は避けるべきというとこ路が流れました。)落とした後で使用すると爆発することもあるという動画には驚きました。

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ハンディ扇風機でドライアイになる?!その原因と対策について

ハンディ扇風機は、暑い夏に涼をとるための便利なアイテムです。持ち運びができて、電池やUSBで動くので、エコで経済的なメリットもあります。しかし、ハンディ扇風機には、目にとって危険な落とし穴があります。

ハンディ扇風機は、目の前に向けて使うことが多いですが、これがドライアイの原因になります。目の表面には涙膜という水分の層があり、目を潤して保護しています。しかし、ハンディ扇風機の風が涙膜に当たると、水分が蒸発して涙の膜が乾燥してしまいます。これが繰り返されると、ドライアイの症状が現れます。

ドライアイの症状としては、目の乾きや痛み、充血、かすみ、異物感などがありますドライアイは、目の疲れや頭痛、集中力の低下などの影響も及ぼします。また、ドライアイは目の免疫力を低下させて、感染症や角膜潰瘍などの重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。

では、ハンディ扇風機を使うときにはどうすればいいのでしょうか?まずは、ハンディ扇風機を目から離して使うことが大切です。目から30cm以上離して、風が直接当たらないようにしましょう。また、ハンディ扇風機を使っている間は、意図的にこまめにまばたきをすることも効果的です。まばたきをすると涙腺から分泌される涙が眼表面に広げられて、涙の膜を回復させます。

さらに、ハンディ扇風機を使っているときは、人工涙液などを併用することもおすすめです。人工涙液は、目の乾燥を防いで潤いを与えてくれます。ただし、人工涙液はあくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはなりません。ハンディ扇風機の使用時間や回数を控えることが最善です。

ハンディ扇風機は便利でエコなツールですが、使い方を間違えると危険です!ドライアイにならないためにも、上記の対策を実践してください。そして、目の健康を守るためにも、定期的に眼科で検診を受けることを忘れずにしましょう。

ハンディ扇風機は暑さ対策に便利ですが、目から近くで使うとドライアイになります。目の表面の水分が風で乾燥すると、目の不快感や疲れ、感染症などのリスクが高まります。ハンディ扇風機を使うときは、目から離して風が直接当たらないようにしましょう。また、まばたきや人工涙液などで目を潤すことも大切です。ハンディ扇風機の使用は控えめにし、眼科で定期検診を受けましょう。

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