大阪大学大学院医学系研究科の林竜平 寄附講座教授(幹細胞応用医学)、西田幸二 教授(眼科学、大阪大学先導的学際研究機構生命医科学融合フロンティア研究部門)、今泉務 研究員(ロート製薬株式会社、眼科学、幹細胞応用医学)らの研究グループは、脂肪組織由来間葉系幹細胞の培養上清(AdMSC-CM)が角膜上皮細胞に対し、細胞死の抑制、炎症性サイトカインの発現抑制、バリア機能の亢進効果を有することを明らかにしました。また作用機序として、TGF-βやJAK-STATシグナルが関与することを見出しました。さらに、AdMSC-CMの点眼が、ドライアイモデル動物に対して角膜のバリア機能を改善し、角膜上皮障害を抑制することを明らかにしました。

プレスリリースはこちら