結膜弛緩症とドライアイについて説明します。ドライアイは眼瞼痙攣も悪化させます。
- 結膜弛緩症とは?
- 結膜弛緩症は、白目の結膜(眼球結膜)がたるんでいる状態を指します。
- 主な自覚症状は、ゴロゴロ感やショボショボ感です。
- たるんだ結膜が下まぶたの縁に溜まり、過剰な結膜の動きによって不快感を引き起こすことがあります。
- 涙がたまって黒目の角膜に行き届かず、ドライアイの症状も出ることがあります。
- 結膜弛緩症の原因と検査方法:
- 加齢による頻度増加がありますが、具体的な原因は不明です。
- フルオレセイン色素で涙液を染めて、細隙灯顕微鏡検査で角膜や水晶体とともに、眼球表面に貯まった涙液の常態を観察し、症状の程度を判断します。
- 治療法:
- 軽度の場合はヒアレイン、ジクアス、レバミピドなどの点眼薬による治療で経過観察を行います。
- 重症の場合は手術(眼科用の小さな鋏で緩んだ結膜を切開して縫い縮めるか、ピンセット型のジアテルミーで緩んだ結膜を焼灼して、その後余剰部分を切り落とす操作が選択されます。
- 手術は一般に15分程度で終了し、縫合する場合にも溶ける糸を使用して縫合します。
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