角膜疾患

[No.1920] 急性で強い角膜炎、虹彩炎なら?

清澤のコメント:非常に強い痛みを伴う虹彩炎兼角膜炎を診療しています。急性の虹彩炎兼角膜炎の原因には、感染症、細菌や真菌を含む汚染されたコンタクトレンズ、帯状疱疹や単純ヘルペスなどのウイルス感染、プールの水に含まれる化学物質が目を刺激することもあります。また、河川、海洋、湖沼の汚染水、眼の外傷、ドライアイ、まぶたの異常などもリスク要因となります12

しかし、本日見た例では、眼瞼までがひどく腫れていて、矯正視力は角膜病変が強いと言っても矯正0.2しか出ず。眼底も透見できません。幸い、眼圧は15程度で強い上昇はなし。一番先に考えた流行性角結膜炎のアデノチェックは陰性です。強力な抗生物質とステロイドの軟膏を入れて眼帯し、抗生剤とプレドニン6錠、それに鎮痛剤を一日投与して明日につなぎました。これは重症ですから、明日の朝落ち着く方向性が無ければ、病院等への紹介も考えます。

繰り返しますが、急性虹彩炎兼角膜炎の原因には、感染症、細菌や真菌を含む汚染されたコンタクトレンズ、帯状疱疹や単純ヘルペスなどのウイルス、プールの水に含まれる化学物質が目を刺激することがあります。また、河川、海洋、湖沼の汚染水、眼の損傷、ドライアイ、まぶたの異常などがリスク要因となります12。この場合には、角膜の乱れは二次的なもので、病気の主病変は、急性前部ブドウ膜炎という概念なのかもしれません。

落ち着いて、角膜の広範な上皮欠損を見れば、以前に記載した瀰漫性表層角膜炎やタイゲソン角膜炎なども鑑別診断に挙げられそうです。それにしても今日の例は角膜症状が激烈です。

表在性点状角膜炎:superficial punctake keratitis

点状表層角膜炎とは

表在性点状角膜炎:superficial punctake keratitis

thygesonタイゲソン角膜炎の記載もここに加えておきますが、実感として普通に使われる診断名のSPKとタイゲソン角膜炎の実際の差異は私には良くわかりません。

メルマガ登録
 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。