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[No.4] コロナが落ち着いた今が好機 中高年は浮かれる前に眼科検診を 【コロナ第6波に備える最新知識】:清澤のインタビュー記事採録です

清澤のコメント:日刊ゲンダイ 10/5(火)ネットでヤフーニュースなどに転載されました。
引用元のアドレスはhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1d23db200d645ec60c226a39759320ae2ce477ab
です。

硝子体注射がコロナ感染下に遅延してしまった症例では、視力の永続的低下が起きてしまったという米国の有名眼科雑誌の記事も有ります。お気を付けください。
ーーーー記事引用開始ーーーーーー
10/5(火) 9:06配信:日刊ゲンダイDIGITAL
【コロナ第6波に備える最新知識】
新型コロナ第5波が収束に向かう今は梅雨の晴れ間と同じ。第6波前の静けさに過ぎない。
だからこそ久々に羽を伸ばして“酒を飲みたい”“ゴルフをしたい”“旅行に行きい”という気持ちはわかるが、中高年はその前にやることがある。検診だ。新型コロナで引きこもっている間に体は確実に劣化している。すぐに見つけて手を打たないと取り返しのつかないことになりかねない。
糖尿病疑いのある50代男性はここ数年、健康診断で「右目の視神経乳頭の異常」を指摘されていた。眼科の再検査で緑内障と診断され、眼圧を下げる点眼薬を会社の近くの眼科医院で処方されていた。しかし、新型コロナでリモートワークになったのをキッカケに眼科に通わず、10カ月間点眼薬を手にしなかった。
ある日、モノが見づらくなり、左目をつむったら視野の周辺に薄いカーテンのようなものが見えるようになった。慌てて以前の眼科に駆け込んだら緑内障が進行していたことがわかった。清澤眼科医院の清澤源弘名誉院長が言う。
「新型コロナで病院通いを控えたことで目の病気が進行した患者さんは少なくありません。
なかでも怖いのは緑内障です。視野欠損が始まっていても視野の検査をしないとわかりません。視力は落ちないので患者さんには自覚がないのです」
症状のひどい場合は2カ月に1回程度検査することが望ましい。ほかに注意したいのは糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性症、近視性黄斑変性症だ。
「3つとも網膜の中心の黄斑部に新生血管が伸びてきて、それが破綻して出血して起きる病気です。人間ドックなどで行われる眼底検査で、小さな出血などがあり、『黄斑変性』『黄斑出血』などと診断されていたら、4カ月に1度くらいは眼科に通い、新生血管や出血が増えていないかを調べる必要があります。できたら、OCT(光干渉断層計)という検査機器のある眼科で調べてもらうのが良いでしょう」
目の中でホコリが舞っているとか、蚊が飛んでいるように見える「飛蚊症」の人も注意したい。
「後部硝子体剥離は、眼球の中の硝子体が加齢と共に水とゼリー状のものに分離して起こります。ホコリや蚊のようなものが飛ぶということは眼球の中に濁りができているということであり、必ずではありませんが網膜がはがれて網膜剥離が起こりつつある、という可能性があります。そのため、眼底を精査して網膜剥離が起きているかどうかを調べる必要があります」
■視界の下から広がる影は危険
もし、網膜裂孔があれば網膜光凝固術か手術かを選択することになる。「光凝固術は特定の波長のレーザー光で病的な網膜裂孔を凝固させることにより病気の進行を抑える治療方法です。クリニックなどでもできる場合があります。一方、網膜剥離の手術は眼科治療の中では最も高度な手術治療のひとつで、眼球に小さな穴を3、4カ所開け器具を挿入。出血などで混濁した硝子体や膜様組織を切除して吸引します。どちらを選択するかは網膜剥離が起きている範囲と大きさで決まります」
網膜剥離は進行すると穴の開いた網膜から水分が流れ込み、剥離が進んで最悪の場合、失明することもある。ちなみに、網膜は剥離の場所によって視野がゆがんだり欠ける場所が異なるが、片方の目の視野が下から欠けると危険だという。それは眼球の上の部分から剥離が始まったことを意味し、水分がそこから侵入すると網膜が一気にはがれ落ちる危険性がある。
中高年は数カ月で病状が変わる場合も多い。新型コロナに負けず100年人生を充実したければ、今こそ、眼科検診を受けるべきだ。
---引用終了----
(注:清澤源弘は11月1日に開院する自由が丘清澤眼科院長に就任します。)

 

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