眼瞼痙攣

[No.2165] まぶたのピクピクや違和感は眼瞼痙攣?:

【医師監修】まぶたのピクピクや違和感、放っておいても大丈夫? 専門医の見解 2023-11-19の elthaに眼科医の岩見久司先生が発表しています。その要点は以下の通り。ミオキミアであれば、比較的短期間で収まりますが、私清澤は片側顔面痙攣であったり、眼瞼痙攣であるならば早期にボトックス投与をお勧めします。

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「まぶたのピクピク」は、眼輪筋という目を閉じるための筋肉が不随意運動を起こす「眼瞼ミオキミア」と呼ばれる病気が原因であることが多いです。この病気は数日~数週間のうちに自然軽快することが多く、基本的には経過観察をすることが多いです。筋肉の緊張が高まっている状態なので、その部分をマッサージするより、なるべくリラックスをさせる方向で考えるのが良いでしょう。また、心身に何らかの負担がかかっているサインでもあるので、休養をとるよう心掛けてください。1ヵ月以上治らず、生活に支障をきたしている場合は筋肉の動きを止めるボツリヌス毒素の注射をします。これは講習を受けた医師しか使用できないため、治療を希望される場合はホームページ等で確認してから受診しましょう。また、目の周りから口にかけて、顔面の片側だけピクピクがある場合は「片側顔面けいれん」と呼ばれます。この病気は頭蓋内で顔面の動きを司る顔面神経が脳の血管などに接触する病気で、MRIを撮影して確定診断を行います(清澤注:MRIは必ずしも血管による神経圧迫は示さない。)。脳の血管が正常であれば問題ありませんが、場合により脳の動脈瘤や腫瘍などが原因になる場合がありますので、MRIでの検査は受けておくほうが良いと思われます。治療としては先程のボツリヌス毒素や内服薬などで筋肉の緊張を下げる治療と、血管と顔面神経の距離を離す手術療法があります紛らわしい病名として「眼瞼痙攣」があります。これはまばたきが上手じゃなくなる病気で、まばたきが増えることや、まぶしさ、目の異物感(ドライアイに似る)が生じることがあります診断は「瞬目(しゅんぼく)テスト」を行います。急いでまばたきをする(速瞬)、リズムよく軽くまばたきをする(軽瞬)に問題があれば「眼瞼痙攣」を疑います。根治することは難しいですが、対応としては特殊な遮光眼鏡の使用、まぶたに引っ掛けるフックがついたクラッチ眼鏡の使用、それでも駄目ならボツリヌス毒素の注射を行います(元記事にリンク)

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