ウクライナ反転攻勢。南部にロシア側の注意を引き付けておいて一気にハルキウを攻めた。米国がウクライナの戦争を指導している。オリガルヒたちの不審な死が続く。①は企業幹部の間での権力抗争、②海外に資産を持ち出そうとする幹部がロシア情報機関によって処分されている。
◎ウクライナ軍は3つのエリート空挺師団が一日で30キロ以上を進軍するという手際のよい戦で、ロシア軍は大量の兵器などを捨てて撤退している。クラムトルスクとトリビヤンスクは先日ウクライナ軍が駆逐された地域だったはず。
◎ ロシア製の戦車は弱い。狭い空間で乗員に我慢を強いる設計だ
◎ 中国は孫氏の兵法 超限戦(1999年)を尊重:
中国空軍の喬良、王湘穂は、これからの戦争を、あらゆる手段で制約無く戦うものとして捉え、その戦争の性質や戦略について論じた。
本書の第1部は、新戦争論であり、第2部は新戦法論となっている。この中で喬良、王湘穂は、25種類にも及ぶ戦闘方法を提案し、通常戦、外交戦、国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦などを列挙している。そして、このような戦争の原理として、全方向度、リアルタイム性、有限の目標、無限の手段、非均衡、最少の消耗、多次元の協力、全過程のコントロールと支配を挙げている。
このような戦争は、別に中国に限らずグローバリゼーションの時代の戦争に特徴的なものであり、軍人と非軍人の境界もまたあいまい化する。したがって、本書は、単に戦争手段の多様化を示すだけではなく、それに対応した安全保障政策や戦略の研究の必要を主張している。
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