白内障

[No.1188] 自由が丘 清澤眼科 今日の話題は 2022.11.22

おはようございます。今朝は快晴。気温も下がって、医院の前の桂の葉もすっかり黄色になりました。一階の一誠堂時計宝石売場と地下の眼鏡売り場の新店舗への改装工事が進んでいます。明日は年内最後の祝祭日で、11月23日「勤労感謝の日」です。(水曜なので休診です。)1948年に制定された「勤労感謝の日」とは「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」国民の祝日に関する法律では、このように制定されている。もともと11月23日は「新嘗祭(にいなめさい)」という名前の祭日だった。その年の収穫物を神様に捧げ感謝をし、翌年も豊作であるように願う日本古来の重要な宮中行事が「新嘗祭」。

◎ AZOORの患者さんの相談を受けて、自分のブログの中を読み返し、また新しい記事も読んで新たにAZOORを記載してみました。原因不明の網膜変性性疾患とされていますが、感染説と、網膜抗原に対する自己免疫説があるようです。良い方の目の視力は0.5以上残ることが多いなどと希望できる記載もされています。その診断には局所網膜電図で視野欠損部分の反応が弱いことと、見かけの網膜萎縮が初診時にほとんど見られぬこと、そしてOCTではエリプソイドゾーンの減弱などが視野欠損部分に対応してみられるそうです。

急性帯状潜在性外網膜症:AZOOR:アズール:

◎ 眼瞼痙攣の新しい診断法が出ていました。液体クロマトグラフィーと Orbitrap 質量分析法を使用した良性本態性眼瞼痙攣の血清メタボロミクス:新論文紹介です。眼瞼けいれん患者の血清代謝プロファイリングが、LC-Orbitrap MS に基づく健康な対照とは有意に異なることを示した、と言っていますが、病気の本体とどのような関連を考えているのでしょうか?

眼瞼痙攣:液体クロマトグラフィーと Orbitrap 質量分析法を使用した良性本態性眼瞼痙攣の血清メタボロミクス:論文紹介

 

◎ 「漫画で読破 ファウスト ゲーテ・作」という本を子供に借りて電車内で読みました。非常にわかりやすかったです。「人間が悪魔と呼ぶ存在のほとんどが、もともとは神や精霊と呼ばれた存在だったのだ。紀元前の争いの歴史は、互いの民族の神々を懸けた戦いだったんだ。、、戦いに勝利した民族は自らの神を絶対の神と定め、異教の神々を悪魔におとしめた。」というあたりには1749年生まれとは思えぬ相当に深い思索が窺われました。現在、「ファウスト」や「ファウスト的」という語句は、野心的な人物が力を得て一定期間の成功のために倫理的な無欠さを手放すという状況を暗示するのにも使われるという事です。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe1749年8月28日 – 1832年3月22日)は、ドイツ詩人劇作家小説家自然科学者色彩論形態学生物学地質学自然哲学汎神論)、政治家法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。ファウスト(Faust)は、ゲーテ作品に限らず、ドイツの伝説における主要な登場人物である。彼は学者としてかなり成功したが、自分の人生に満足しておらず、そのために悪魔と盟約して自身の魂と引き換えに果てしない知識と現世での幸福を得た。ファウスト伝説は、長い時間を通して再解釈され、多くの文学、美術、映画、音楽作品の題材とされてきたそうです。

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