社会・経済

[No.1517] ガーシー事件のその後;

清澤のコメント:参議院議員の資格剥奪に続き、パスポート失効など警察庁はガーシー氏を締め上げるつもりのようですが、様々な意見や解説が流されています。国会が議員資格を剥奪するという行為には、戦前の日本を代表する「天皇機関説問題」を思い起こしました。天皇機関説は、「昭和10(1935)年2月18日、貴族院本会議で菊池武夫が、憲法学者美濃部達吉らの著作を挙げて天皇機関説を排撃した。これに対して貴族院議員でもあった美濃部が、2月25日に貴族院本会議で「一身上の弁明」を行ったことを契機に、国家主義団体などが天皇機関説排撃のキャンペーンを展開した。軍部や在郷軍人会、さらに倒閣を目論む政友会もこの動きに加わり、排撃運動は激化した。9月18日、美濃部達吉は貴族院議員を辞職し、公職を退いた。」というものです。美濃部氏は戦時中を生き抜き戦後に復権を果たしています。

注;もちろんガーシー氏に美濃部氏のような大義があるとは言えません。が、寄ってたかって虐めるという状況には問題なしとは思えません。なお、旧NHK党の議席は名簿順で次の人に引き継がれる見込みだそうですから、死票になるわけではない模様です。。

◎ ホリエモンがガーシー元参議院議員に逮捕状が出たことについて解説

◎ 

ガーシー容疑者 ICPO非加盟国への「引っ越し」で拘束困難に 警察庁幹部は長期戦覚悟「年単位かも」

[ 2023年3月17日 04:55 ]

 インターネットの動画投稿サイトで俳優の綾野剛(41)らを脅迫したなどとして、警視庁捜査2課は16日、暴力行為法違反(常習的脅迫)や名誉毀損(きそん)などの疑いで、前参院議員で政治家女子48党のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)の逮捕状を取得した。海外に滞在しており、警察当局は外務省に旅券返納命令を出すよう要請し、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針。

 今後の展開として、政府はガーシー容疑者にパスポート(旅券)の返納命令を出し、これに応じなかった場合は効力が失効する。行方が分からない場合は官報に掲載し、20日を過ぎれば自動失効となる。失効すれば不法滞在状態になるとみられ、国外退去処分となる可能性もある。警察庁幹部は「年単位かかるかもしれない」と長期戦も覚悟する。

 警察当局はICPOを通じて国際手配する方針。UAEはICPO加盟国であり、拘束に向けた動きを進める可能性はある。ただ、ガーシー容疑者は「引っ越します」と述べており、非加盟国などに出国した場合、拘束は難しくなるという。

■  ひろゆき氏は、ドバイ現地紙のオンライン犯罪の量刑を伝える記事を貼り付けたうえで「ドバイでオンラインの脅迫罪は最長2年間の刑務所入り。日本で逮捕状が出たことにより、ガーシー氏のオンラインの脅迫の具体的な証拠が現地警察でも確認出来るので、ドバイで捕まって現地の刑務所に入るという道筋も。帰国して日本の刑務所に入るほうがマシだと思うけどね」と私見をつづった。

■「もはや民主主義などない」  DaiGoさんはガーシー氏の除名処分が可決された14日にツイッターを更新し、「異論はないがやり方に問題ある」と除名処分に苦言。「ほとんどが時代を変えれない無能な議員集団の多数決で、国民が選んだ人間を追放できるのはもはや民主主義などないのだと」と指摘し、「ガーシーが当選するほどに自分たちが何もできず、期待されてないことを少なくとも反省すべき」と現職の国会議員を批判した。  さらに、ガーシー氏について「擁護する気はないが裁いていいのは法だけ」とし、「いまだにペーパーレスもキャッシュレスもハンコレスもできない無能な高齢者集団に他人を裁く権利はないと思う」と持論を展開。最後には、「※優秀な議員さんもいると思います。誰かと言われたら俺は知らんがね」とつづっていた。

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