黄砂が飛来する季節です。目の健康被害にも気を付けましょう。その対策は?(4月12日午後9時黄砂予測地図です)
黄砂とは、中国やモンゴルなどの乾燥地帯から風によって運ばれる微細な砂や塵のことです。黄砂は、日本の空気の質や気候に影響を与えるだけでなく、人体にも様々な害を及ぼす可能性があります。
黄砂の目の健康への害としては、以下のようなものが考えられます。
- 眼の炎症:黄砂に含まれる微細な砂や塵が目に入ると、異物として結膜炎や角膜炎などの炎症を引き起こす可能性があります。目が赤くなったり、かゆみや痛みを感じたりすることもあります。
- アレルギー反応:黄砂に含まれる粒子に、花粉やダニなどのアレルゲン物質が加わって目に触れると、アレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎などの反応を強める可能性があります。目や鼻がかゆくなったり、涙や鼻水が強まることがあります。
- 大気汚染物質の吸収:黄砂と同時に飛来する大気汚染物質(PM2.5など)が目から体内に入ると、全身的な健康被害を引き起こす可能性があります。PM2.5は、心臓や血管、肺などの機能障害や癌のリスクを高めると言われています。
黄砂の目の健康への対策としては、以下のようなものが有効です。
- 外出時の眼鏡やサングラスの着用:黄砂が目に入らないようにするために、外出時には眼鏡やサングラスを着用しましょう。特に乾燥した日や風の強い日は注意が必要です。
- 室内での加湿器や空気清浄機の使用:室内でも黄砂や大気汚染物質が侵入する可能性があるため、加湿器や空気清浄機を使用して空気を清潔に保ちましょう。特に窓を開ける場合は注意が必要です。
- 目の洗浄や点眼液の使用:外出から帰ったら、水道水や人工涙液で目を洗浄しましょう。また、目が乾いたりかゆくなったりしたら、点眼液を使用して目を潤わせましょう。ただし、点眼液は自己判断で使わずに、眼科医に相談してください。
- 眼科医への受診:目に異常を感じたらどうぞ眼科医にご相談ください。
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