アレジオンLX点眼薬の説明を伺いました。
今期は作人に比べ飛散時期が早く、飛散量も多くなるだろうといわれています。そこでアレルギー点眼薬の使い方につての情報を伺いました。
アレルギー性結膜炎(春の花粉症)では、痒くなってからかゆみ止めのように使えばよいと誤解している患者さんが多いようですが、それは間違いです。これからは「かゆみの発生を抑える」治療薬として、点眼薬を使うような指導(プロアクティブ点眼=発症期間中は用法を順守した抗アレルギー点眼薬の継続的な点眼)が望ましいといういことでした。
ネットでの調査の結果では、かゆみを感じたら点眼するというような点眼の仕方をしているという用法逸脱群が96%であったということです。痒くなくとも点眼を順守する用法遵守群は4%しかいなかったそうです。
抗アレルギー薬を処方されたが、かゆみが強くてステロイド薬を使うという例があると思われる。眼科医としては先ず痒くなくても抗アレルギー薬を定時的に用法用量通りに使うという正しい用法で抗アレルギー薬は使われるように指導すべきであるということでした。ステロイド薬の処方はそのうえで必要例に限るのがよりよいであろうとのことでした。
今までの抗アレルギー点眼薬は主に一日4回の点眼が指示されてきました。その点からも一日2回点眼が推奨されるアレジオンLXは正しく使ってもらうのが容易であろうということでした。
かゆみダスというスマホのアプリ←リンク)があります。このアプリは点眼すべきタイミングでの通知が送られるので、忘れがちな患者さんにはよいかもしれません。
小児におけるの使用調査結果(平均年齢6.7歳、平均投与期間45.1日)では副作用発現率が0.0%であったそうです。
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