[No.2607] 緑内障のスクリーニングは？

新規のコンタクトレンズ処方や、その他の症状で受診された患者さんに対する緑内障のスクリーニングについて説明してみましょう。

緑内障のスクリーニングにはいくつかの方法があります。以下にいくつかのアプローチを説明します。

1. 眼底写真：視神経乳頭陥凹の拡大や視神経乳頭周辺での小出血を検査します。眼底写真は、視神経の健康状態を評価するために使用されます。
2. OCT検査：視神経乳頭陥凹の拡大の数値での評価と、眼底のアーケード（神経線維層の弓状の構造）に沿った神経線維層欠損を検出します。OCTは非侵襲的で高解像度の網膜画像を提供します。
3. ハンフリー視野検査：緑内障性視野欠損と呼ばれる視野内の光に対する感度低下した部位を検出します。この検査は、視野の異常を評価するために行われます。

これらの検査結果を総合的に判断して、緑内障の診断を行い、点眼治療の必要性を判断します。もし不安や気になることがあれば、必ず眼科専門医にご相談ください。

OCTでの神経線維層欠損とハンフリー視野計での視野欠損の対応は？