ブリモニジン点眼資料の患者さんは角膜混濁にご注意ください。
アイファガン点眼液0.1%は、アドレナリンα2受容体作動薬で、緑内障・高眼圧症治療剤として用いられている薬剤です。その成分はブリモニジン酒石酸塩です。
アイベータ配合点眼液(ブリモニジン酒石酸塩とチモロールマレイン酸塩の合剤)および、アイラミド配合懸濁性点眼液(ブリモニジン酒石酸塩とブリンゾラミド(これはエイゾプト:炭酸脱水素阻害薬)の合剤)にも同様にブリモニジンが含まれています。
今回、ブリモニジン使用に伴う結膜充血や濾胞性結膜炎にも拘わらずこれら点眼液使用を続けると、角膜周辺部に浸潤し、新生血管を生じてその混濁がやがて角膜中央部にも広がることが有るそうです。なお、アイファガンの推定使用患者数は380万人で、報告例数が55例(使用から混濁発症までの平均は1415日)という事なので、短期間使用で頻繁に起きているわけではなさそうです。
そのため、上記3種の点眼薬の添付文書改訂のお知らせが届けられました。
それに該当する恐れのある患者さんは主治医の眼科医にご相談ください。必要に応じた点眼薬の変更が検討されるかと思います、
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