清澤のコメント:「自由が丘 清澤眼科」における初日の診療が無事終了できました。患者総数は11人でした。視神経乳頭陥凹を疑われる新患患者が数人いましたので、緑内障モードでのOCT視神経分析をしました。CD比は60%から70%の間程度でしたから、いずれ遠くない日程でハンフリー視野の必要な例と考えました。今日ではOCT画像は緑内障診療には欠かせないものとなっています.「緑内障の三次元画像解析装置による診断」というテーマの記事を探してみました。従来も「OCT ディスクとマップ」の両方を調べる様にしてきていましたが、このレビュー記事の著者もディスクと黄斑の両方を評価せよと言っていました。出典は Review of optometry Published July 15, 2021で、OCT Interpretation for Glaucoma: Don’t Get Fooled。「緑内障のOCT解釈:だまされないでください。」視神経乳頭浮腫の根本的な原因を徹底的に特定し、それらの問題がEDで適切に管理されていることを確認してください。
要点
緑内障を診断および管理するときは、黄斑を評価することを忘れないでください。 OCT機器の視神経/緑内障分析プロトコルに黄斑が自動的に含まれない場合は、黄斑を個別に画像化して、臨床上の意思決定を強化します。
図7.位置によるアーティファクト:画像化されている構造(この場合は視神経/ RNFL網膜神経線維層)は、左側の画像の取得フレームには部分的にしか含まれていません。 データの上鼻側の喪失は、右側に正しく画像化された同じ眼と比較して、誤って想定された上側のRNFLの菲薄化と、平均RNFL(網膜神経線維層)の厚さの減少をもたらします。
OCTスキャンの場合、臨床上の決定を行う前(およびプリントアウトの色を確認する前)に、臨床医は常に次のことを行う必要があります。
・最初にスキャン品質を評価します。
・解釈に影響を与える可能性のある取得エラーを探します。
・病理学的交絡因子について患者の病歴を確認します。
・規範的なデータベースと比較して結果を評価します。
・臨床的決定を行う前に、傾向に基づく分析結果(利用可能な場合)を検討してください。
・RNFLとGCCの通常の加齢に伴う変化を加味して判断します。
取得した画像の精度と信頼性を最大化しながら、これらの絶えず改善されているOCTの最新版機器を使用し、黄斑と視神経の両方をスキャンし、データを正しく解釈することで、緑内障の診断と管理に関するより早くより正確な臨床的決定が得られます。
ーーーーーーー
コメント