清澤のコメント:
レーベル病(LHON) の有病率は 1/15,000 ~ 1/50,000 人の間であると推定されています。LHON 患者の全体的な男性と女性の比率は平均して約 4:1 です。
成人発症の LHON (15 ~ 35 歳) は、通常、片方の目に痛みのない亜急性の中心視力喪失が現れ、罹患者の 97% で 1 年以内にもう一方の目に障害が起こります。ほとんどの患者において、視力喪失は永久的で視力喪失は生活の質に与える影響という点で壊滅的です。https://www.touchoftalmology.com/lebers-hereditary-optic-neuropathy-a-global-perspective/。
現在日本には有効性の保証されたこのレーベル病に対する治療法はありません。ナンシー・ニューマン女史らによる、このレーベル病に対する米国他での遺伝子治療の臨床実験は有効性を示せた模様です。私も昔研修を受けたWillis eye hospital神経眼科部門も参加して行われた模様です。現在も患者を受け付けているかどうかとか、本人の費用負担などを清澤は全く知りません。ブレインに掲載された原著の訳文を採録いたします。
ーーーーーーーー
コメント