清澤のコメント:このシリーズ④、今回はアーレン症候群が取り上げられました。
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まぶしさと付き合う④/6 字が二重に 学習に支障 (2023,11,10)
東京都町田市の小学3年生C君(9)は幼い頃、海に行くと、キラキラと光る水面に背を向け、ひたすら砂を掘っていた。母(45)は「不思議でした。今はまぶしかったからとわかります」と話す。
幼稚園の年長になるとピアノの練習を嫌がった。楽譜の音符や線が揺れて見えるという。見分けにくい色もあるようだった。例えば、黄色の自転車を黄緑の色鉛筆で描く。
小学校に入学後は、困る場面が増えた。黒板が光って字が読めない。教科書の字が二重になって動くため、どこを読んでいたか分からなくなり、疲れてしまう。
親子で眼科を転々としていた2022年夏、母はあるウェブサイトで、C君と同じような見え方やまぶしさに苦しむ人がいて、その症状を「アーレンシンドローム」と呼ぶことを知った。医師が診断する病名ではなく、発達心理の専門家が研究や支援を進めている。生まれつき、特定の波長の光を感じすぎるのが原因とされており、まぶしさから色が見分けにくい人もいるという。
どの波長の光に鋭敏かは個々で異なる。それぞれの状態に合わせた色のフィルムやカラーレンズの眼鏡で見え方が改善する。
(ネット記事はここまで、続きを抄出します。:宿題を黄色の紙にコピーしたら集中できた。筑波大心理、発達教育相談室(東京都文京区)ではアーレンシンドロームの相談に応じてカウンセリングを行う。希望者にはカラーレンズの調整と購入を手助け。同大教授熊谷恵子さんは、「周囲の大人が早く気付くことが大切だ」と話す。眼科医や看護師らで作るNPO法人「目と心の健康相談室」にはまぶしさや読み書きの不自由さを訴える子供の相談が寄せられる。若倉雅登さんは「眼科で原因不明とされ相談先がわからず困っている親子もいる。医学的にもメカニズムの解明などを進めて支援につなげる必要がある」としている。)
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清澤の追記:
Irlen syndrome アーレン症候群とは:
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