全身病と眼

[No.1017] 視神経脊髄炎スペクトラム障害その3:診断するのに必要な検査

◎ 問診や神経診察で、症状を詳しく聞き取り、市根井の異常がないか観察する

〇言語:言葉の明瞭さやリズムに問題がないか

〇目や耳、口、触覚:視野の異常、眼の動き、顔の動き、張力の左右差、舌の動き、発音、痛みや熱さの認識

〇 姿勢・歩行、筋力・運動、反射:立っている姿勢や歩き方、スムーズな動きができるかなど、四肢の筋力やしびれ・麻痺などを観察

◎ 眼科検査で視力、視野、光の点滅を見る検査などを行う

〇 視力検査:一般的視力検査で、0.1以下になることもある。

〇 視野検査;視野が部分的に欠ける症状を検査する。NMOSDでは中心暗点、両耳側半盲、同名半盲、水平性半盲などが見られる。

〇 対光反射:同行は光に対して大きくなったり小さくなったりするが、視神経炎では、その反射が亡くなったり弱くなったりする。

〇 中心フリッカー値(CFF)測定検査:35HZ未満で異常と判断。CFF低下は視力低下に先行。

〇 光干渉断層計(OCT)検査:網膜の厚さを測定。

〇 眼底検査:炎症時に視神経乳頭が赤く膨らむことあり。視力低下の後遺症が強い場合は視神経乳頭が萎縮。

◎ 血液検査で病気の原因である抗AQP4抗体などを調べる。:議員性になることがあり、再検査も。腰椎検査で髄液中の細胞数、総蛋白濃度を調べることも。

◎ MRI検査(磁気共鳴画像検査):

〇NMOSDでは③椎体以上の長い病変、脊髄中心部の病変。

◎ 誘発電位検査で目、耳、手足などから脳への刺激の伝わり方を調べる。:聴性脳幹誘発電位(BAEP)、視覚誘発電位(VEP)、体性感覚誘発電位(SEP)、運動誘発電位(MEP)

◎ 総合障害度評価尺度(EDSS)」で身体機能を評価。EDSSは0.0から10.0まで0.5ポイント刻みでスコアか。歩行機能を中心とした運動障害度を評価する尺度。

 

 

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