社会・経済

[No.659] 小泉悠、ウクライナ戦争終戦のジレンマ;動画紹介

今日の朝日新聞グローブに小泉悠さんの照会が掲載されていました。東京大学の先端研の専任講師ということでしたから、日の当たる道を歩んできた人かと思ってニュース番組でのウクライナ解説を聞いておりました。彼は早稲田大学でロシアの軍事に興味を持つも背の言は入れられず、会社に就職。そこも一年で退職し、非常勤の職で食いつなぐという苦労をしたのちに、彼を見出す人がいて現職につながっていったという苦労人だったのだそうです。この動画も、単にウクライナがんばれではなく、戦争の終わらせ方を論じた深い洞察が感じられます。「停戦交渉で停戦が決まるのではなく、戦況が停戦のテーブルに反映される」とか、「核兵器が持ち出されるとそれは政治の目的を満たすための戦争という要件を失ってしまう。」とか深い言葉が聞かれます。新聞によれば、奥さんはモスクワ留学で結婚したロシア人なのだそうです。

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