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[No.158] 低GI(グライセミック・インデックス)がセカンドミール効果で血糖を下げる!?

工芸新聞のコラム記事にセカンドミールが血糖上昇を抑えるという記事がありましたので、グリセミックインデクスとセカンドミールについて調べてみました。

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セカンドミールとは

GIについて学ぼう(大塚製薬 大妻女子大青江 誠一郎 先生記事 https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/glycemic-index/を参考に)

GIとは食後血糖値の上昇を示す指標、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略。

GIは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までの血液中の糖濃度を計ったものです。オーストラリアのシドニー大学ではグルコースを基準とした場合、GI70以上の食品を高GI食品 5669の間の食品を中GI食品 55以下の食品を低GI食品と定義しています。

GIは2003年にWHOから「過体重、肥満、2型糖尿病の発症リスクを、低GI食品が低減させる可能性がある」というレポートが出されるなどの背景から、食品メーカーは食物繊維が多く、エネルギー密度が少ない、GIの低い食品を供給するために商品開発を行いました。

「セカンドミール効果」って?

最初にとる食事は、次にとる食事による血糖上昇にも影響する!

セカンドミール効果とは、GIの提唱者であるジェンキンス博士(トロント大学)が1982年に発表した概念です。ジェンキンス博士は、最初にとる食事(ファーストミール)が、次にとった食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響をおよぼすことを、「セカンドミール効果」と定義し、提唱しています。

  • 食物繊維の多いマメ科植物(大豆など)を含む食事は、粘質物が消化・吸収を遅らせ、食後の血糖の上昇をおさえる。
  • さらにマメ科植物(大豆など)を含む食事は、次の食事による血糖コントロールを改善する。
  • 実験では、大豆焼菓子を食べたグループは、せんべいを食べたグループに比べ、食後240分~300分の血糖値がはるかに低いという結果になりました。また何も食べなかったグループと比べても、大豆焼菓子グループのほうが低い結果でした。これは、大豆焼菓子を第1食目に食べたことで糖の吸収が抑制された、もしくは血中からの糖の代謝を促進するホルモンが多く分泌された為と考えられます。
  • また、朝食に「大麦混合ごはん」を食べたときのほうが、昼食も食後の血糖値の上昇を抑えることが確認されています。

GI食を食べると、満腹感が持続する

この「セカンドミール効果」でわかるように、大豆焼菓子は血糖値を、第一食、第二食とも抑制しました。また、白米に対し大麦混合米飯も同様に血糖値を抑制しました。このことにより、消化・吸収もゆるやかになる上に、小腸下部に達した糖分と食物繊維により血糖値の低下や食欲を調節するホルモンが分泌され、満腹感の持続にも大きな役割を果たしていると推察されます。
空腹感から間食がやめられず、高カロリーで高GIのおやつをつい食べすぎて肥満や血糖が気になる人は、低GIのものを選んで食べることをお勧めします。:とのことでした。例えばソイジョイなどがそれにあたるようです。

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