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[No.285] 母親死亡で逆恨みか、立てこもり容疑者「謝らせたかった」…地域の医師会長「在宅医療が揺らぐ」:記事紹介

清澤のコメント:大阪に引き続き、医師が診療に関連し殺害されるという事件が起きています。このような事件が続きますと、善良な医療者でも腰が引けて、むつかしいことを主張する患者さんには深入りしたくないと思う人が増えるでしょう。医療チームの中に、患者さんの悩みを聞くことを役割として担う人材が必要になる所以です。1/29()から抄出

渡辺容疑者宅に向かう警察官ら(28日午前7時57分、埼玉県ふじみ野市で)

 

埼玉県ふじみ野市で27日夜に起きた人質立てこもり事件で、殺人未遂容疑で逮捕された渡辺宏容疑者(66)が、事件の最中の捜査員とのやりとりで、「医師らに謝らせたかった」などと話していたことが、捜査関係者への取材でわかった。前日に死亡した母親(92)の入院を巡って、渡辺容疑者は、犠牲者の医師鈴木純一さん(44)と意見が対立していたといい、県警は詳しいトラブルの原因を調べている。

度重なる医師会への電話相談では、母親を入院させるよう勧める鈴木さんの意見に反対し、在宅で介護を続けたいという内容だったという。県警は、母親が死亡したことで、渡辺容疑者が鈴木さんら診療に当たっていた関係者を逆恨みした可能性があるとみて、慎重に動機を調べる方針だ。

亡くなった鈴木医師、仲間の信頼厚く

東入間医師会の関谷治久会長(66)によると、鈴木さんは二つの在宅クリニックを運営し、埼玉県ふじみ野市、富士見市、三芳町の在宅患者の8割ほどにあたる約300人を診療していた。 難病患者の災害避難訓練にも積極的に取り組み、医師仲間の信頼も厚かった。関谷会長は「患者とその家族に寄り添う大きな存在。彼を失ったことで、この地域の在宅医療が揺らぐ」と肩を落とした。

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