清澤のコメント:アメリカの黒人を考えるときに過去の奴隷制と黒人差別という言葉がいつも用いられる。しかし著者のキャンディス・オーウェンは、現在の黒人は身体的な奴隷ではなく、(民主党の価値観の下での)精神的な奴隷であり、その状況に甘んじている人が多いということを問うているという。著者の最初に黒人差別としてマスコミに報じられた事件は黒人に対する差別ではなく友人の嫉妬の表徴に過ぎなかったという。
ブラックアウト(停電)というのは、洞窟の中で影絵を見て驚いている人々には外の世界を創造することもできない。一度明かりを消して、導かれた道を進むのをやめようということらしい。アンクル・トムの小屋というストウ夫人の小説で、トムは優しい主人を失い、そのために自分の家族を失うことになった。家族を失うことの悲しみが奴隷制の悲惨の根源であって、現在の黒人家庭の7割に父親がいないということは、経済的に守られているからよいということではなく、精神的に奴隷化しているということなのではないか?この寓話には日本において日本人が受け入れている誤った幸せ観にもつながるのではないか?と問いかける。
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01:10 ブラックアウト著者の目覚め
10:07 世界に共通するメディアへの違和感
15:59 奴隷でいることは本当に悪いのか
21:19 奴隷制の時代から学ぶ幸せとは? 「むすび大学」は日本人が今こそ学ぶべき 真の教養を身につけるための教育系チャンネルです。
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