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[No.1166] 眼撮影装置マエストロ2が一部自主回収

マエストロ2は当医院でも使っている3次元画像解析装置の機種名(2021年11月納品)ですが、この問題を起こした時期よりも後の納品であり、今のところ障害なく動き、綺麗な画像が撮れています。患者さんにおかれましてはご安心ください。マエストロとは:(イタリア語およびスペイン語:maestroMaestro)、芸術家、専門家に対する敬称。または称号。特に西洋クラシック音楽やオペラの指揮者、音楽監督、作曲家、師匠の敬称。巨匠。

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眼撮影装置が一部自主回収

2022年11月16日  医薬品医療機器総合機構

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は11月10日、トプコンの「眼撮影装置」(販売名:3次元眼底像撮影装置3D OCT-1)の自主回収情報(クラスII)を発表した。一部製品にて不具合があると分かったことによる措置で、回収作業(情報提供の開始)は2022年11月9日より実施している。

 回収対象となったのは、2016年7月22日に出荷された対象製造番号「107856」と2014年1月9日に出荷された「101282」の2台。「3次元眼底像撮影装置3D OCT-1及び3D OCT-1 Type:Maestro2(「Type:Maestro2」はカタログ番号)」に共通の、製品を構成する部品(ガルバノミラーユニット)が供給元で変更された。変更後の部品について、3D OCT-1 Type:Maestro2への適用は確認し、変更後の部品をサービスパーツとしてリリースしたが、製造販売業者であるトプコンにおける3D OCT-1への適用確認が完了していないことについて、修理業者への通知が遅れたため、修理業者において変更後の当該部品を用いて3D OCT-1の修理が実施されてしまった。上記の事実が判明し、製造販売業者である同社からの指示に不備があるにもかかわらず修理が行われたことから、製造販売業者としての薬機法上の義務を果たすことができなかったと判断し、自主回収の実施を決めた。納入先は全て把握しているという。

 この不具合は、対象製品に対する適用が確認されていない変更後の部品(ガルバノミラーユニット)を用いて修理が行われたものである。しかし、変更後のガルバノミラーユニットは変更前と変更後の仕様に差異はなく、互換性があることから、トプコンは、修理後の製品の安全性及び有効性に影響を与える可能性は低いとしている。自主回収の実施までに健康被害は報告されていないという。

清澤注:ガルバノミラーとはレーザ光を反射する部品。特に検討すべき要素は、サイズとコーティングで、どちらもレーザ仕様により決まるという。サイズはミラーに当てるレーザ光の大きさ(レーザ径)、コーティングはレーザ光の波長で決まる。この場合眼底の希望する場所にレーザー光を誘導するための可動性部品であろう。

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