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[No.1345] ライディーンの作曲者YMOの高橋幸宏さんが亡くなりました

YMOの高橋幸宏さんが亡くなった。

 1952年生まれ、東京都出身。高校在学中からセッション・ドラマーとして活動を始め、72年にサディスティック・ミカ・バンドに加入。78年には細野晴臣、坂本龍一とともに「YELLOW MAGIC ORCHESTRA (YMO)」を結成。また、同年にソロとしてアルバム「Saravah!」でデビュー。2001年には細野とSKETCH SHOWを、2008年には原田知世らとpupaを結成するなど様々なバンドで活動。作曲、プロデュースはもちろん、ファッション、アート、文筆に至るまでマルチに活躍していた。

 1987年頃にフィラデルフィアのタワーレコードでYMOのディスクを探したら、店員はこのバンドを知っていたが在庫はなくてがっかりしたことを思い出す。当時の日本は円も強く、マンハッタンのロックフェラーセンターのビル群を買収したりなんだりと今のChinaのように世界を相手に闊歩していた。1989年10月三菱地所はロックフェラーセンターを所有するロックフェラーグループ(RGI)の株式51%を取得しておよそ8億4600万ドル(当時のレートで日本円にして約1200億円)で買収したライディーンは雷伝為五郎のことで北欧の神の名ではないそうだ。黒沢映画で馬に乗った武士がこちらに駆けてくるイメージだともいう。あのころの日本を象徴する名曲だった。

死因は所属事務所によると、今月11日に誤えん性肺炎のため、自宅で亡くなったという。以前、脳腫瘍を患っていたが、その組織型は報道されていない。 3年前に、初回の全摘手術がなされており、発症から相当の期間が過ぎての死。全身が弱っての誤嚥性肺炎だろうか?脳腫瘍では最初に頭痛があったようなので、脳圧の亢進を起こすようなものであったろうか?彼の生まれは、私より1年前。同時代を生きた人がまた一人たち去ったのを見るのはとても寂しい。

追記:喪主であり妻の高橋喜代美さんは「2020年夏に判明した脳腫瘍の摘出手術は成功裡に終わり、その後は復帰に向け度重なる治療と入退院を繰り返しながらリハビリに真摯に向き合ってきました。昨年11月より自宅にて療養しておりましたが、年末から容態が悪化し帰らぬ身となりました。本人は元より家族親族と最善を尽くしてまいりました」とのこと。

誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえんは、

 物を飲み込む働きを嚥下機能、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥と言う。誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症する。吐物を大量に吸引した場合には胃酸による化学性肺炎を起こすことがあり、メンデルソン症候群と呼ばれる。嚥下機能の低下した高齢者、脳梗塞後遺症やパーキンソン病などの神経疾患や寝たきりの患者に多く発生する。肺炎球菌や口腔内の常在菌である嫌気性菌が原因となることが多いとされる。発症のメカニズムは、高齢者や神経疾患などで寝たきりの患者では口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、この場合、口腔内で肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまう。また、高齢者や寝たきり患者では咳反射が弱くなり嚥下機能が低下する。その結果、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症する。また、栄養状態が不良であることや免疫機能の低下なども発症に関与してくる。他方、嘔吐などで食物と胃液を一度に多く誤嚥して発症する場合もある。肺炎に関与する可能性のある臓器系には、皮膚、消化管、筋骨格、心臓、腎臓、造血、神経系が含まれます。結膜炎が最も頻繁に見られます。肺炎球菌のあまり一般的でない眼科症状には脳神経障害、視神経乳頭炎、前部ブドウ膜炎などがあります。

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