大腿骨近位部骨折の2次性骨折予防が話題となり、日本医師会雑誌2月号におけるその記事の初めには鼎談が掲載されています。この図は別から引用しましたが、大腿骨頭近位部骨折ではその後も再骨折のリスクが高まっています。それを見極めて患者の治療をしようという事らしいです。
一度骨折した患者に対してどのようにその後の骨折リスクを下げ、生活の質を上げてゆくかが喫緊の話題。骨折リエゾンサービス(fracture liaison service:
FRS)という診療支援システムが展開された。骨粗鬆症リエゾンサービス(osteoporosis liaison service)を手掛ける医師の話。
◎大腿骨近位部骨折の疫学:大腿骨頭骨折が増えるのは70歳代から。80歳になるとさらに増える。85歳以上の女性10万人に2500人。整形外科手術の15-16%を占める。
◎薬物療法:薬物慮y法の有効性は未知。骨吸収抑制薬や「骨形成促進薬。ビタミンDやビタミンKもつかわれる。薬剤選択がむつかしい。DPC(診療軍分類包括評価)の明代もある。ガイドラインにフローチャートもある。積極的に骨密度検査を受けさえる。骨折既往歴のある人は二次性骨折のリスクが赤い。
◎二次性骨折予防の重要性:1980年代にDXA(X線装置)の発明。骨折既往の人のリスクが高い。大腿骨警部骨折に対する地域連携パス2006年。①手術のために転院してしまう。②回復病院は関心が低い。③維持期への連携も弱い。2000年になり脆弱性骨折という見方が現れた。日本では手術待機が6日と長かった。
◎FLSとOLS:1990年代に骨折リエゾンサービス(fracture liaison service:FRS)がグラスゴーで始まり患者数が減った。骨粗鬆症リエゾンサービス(osteoporosis liaison service)は日本で「初発の骨折を防ぎ、骨折の連鎖を断つ。」二次性骨折予防管理料が設定された。
◎二次性骨折予防継続管理料:骨粗鬆症、骨折リスクの評価をしたうえで、薬物療法を中心に治療を開始し、検査を行ってから回復期病院に移すという事。
◎大腿骨近位部骨折の二次性骨折予防ん今後の在り方について:
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