自由が丘 清澤眼科について

[No.319] 自由が丘清澤眼科では臨床心理士カウンセリングを始めます:ご案内

自由が丘清澤眼科では臨床心理士によるカウンセリングを2月から始めます。

清澤のコメント:神経眼科や眼瞼けいれんに関連した患者さんの中には心理的な問題を併せ持つ患者さんが少なくありません。そのような患者さんではボトックスや内服薬の投与に合わせて、各々の悩みを伺い、適切な助言をすることが特に有用な場合があります。南砂町清澤眼科医院でも行っていた臨床心理士によるカウンセリングを自由が丘清澤眼科でも始めることにしました。

  • 臨床心理士によるカウンセリング

カウンセリングとは?こころの不調による症状の根本的な解決や再発予防はお薬の治療だけでは難しいことがあります。 病気の原因になっている心理的な問題の解決で、治療が大きく進展することが有ります。このため薬物治療だけではなく臨床心理士によるカウンセリング治療も必要に応じて併せて行おうとするものです。必要性があれば、精神科・心療内科や神経内科への紹介も考えます。

カウンセリングでは、こころの中に渦巻いている気持ちの不安定さや違和感を、ゆっくりとした時間の中で、言葉にしていきます。その中で、「どうすればよいか?」を患者さま自身が発見し、実行できるように心理士が支援します。普段の生活・仕事で自分が無意識に行っている思考・行動パターンに気づき、それをより良いパターンに変容させるためにどうすればいいのかを話し合います。睡眠習慣や生活習慣の改善を援助したり、対人場面を想定したコミュニケーションの練習などを行うこともあります。
自分の中に、話したいテーマがある方はそのことについて臨床心理士が詳しく話を聞きます。その際に今まで気づかなかった視点をご本人が獲得したり、より理解が深くなるようにサポートします。

このような悩みをかかえていませんか?

  • 職場などでの人間関係の悩み、親子関係や夫婦関係、友人との関係、育児の悩み・お子様の進学の悩み。
  • 事故や事件にあった。身近な人やペットを失った。心が傷つくようなことがあった。
  • 気分が落ち込み、悲しくなる(抑鬱傾向)。
  • 人前で緊張する。
  • 小さなことがくり返し、気になる。

 

  • 安心して自分の気持ちを話せる場がほしい。
  • ストレスがたまっている。

また、児童の場合

  • 弟や妹がうまれた
  • 環境が変わった(保育園・幼稚園・小学校入学、転校、転居)
  • 学業や習い事が忙しい

このような悩みが目の症状に関連する可能性がある事があります。

2.カウンセリングの目的

カウンセリングの目的は一般的に以下のようなものです。

  • 患者様の心の成長を促していくこと
  • 行動の変化や新しい可能性をもたらすもの
  • 新たな考え方、これまでとは違った見方を話し合うこと

このような目的を達成するためには、カウンセラーと患者様との信頼関係や協力関係が必須です。信頼関係や協力関係は一日では作れません。カウンセリング内でのコミュニケーションを積み上げることで、構築されていきます。

また、カウンセリングでは自己成長や自己解決力を活用し、強化していきます。
カウンセラーが患者さんに助言をするのではなく、最終的な答えを探すのは、患者さん本人です。カウンセリングは、あくまで患者さんが自己成長を遂げる場です。カウンセラーは、患者さんが自らの問題を解決できるように、様々な質問を投げかけ、患者さんの自己成長をサポートします。
また、自分の問題に対する整理が出来てないことがありますので、カウンセラーは問題に対する自己理解や自己決定をするためのお手伝いをします。

3.当院のカウンセリングの特徴

眼科医による神経眼科の診療と組み合わせて、眼の症状に特化したカウンセリングを行います。

初回カウンセリングで心理士が症状などお話をお聞きしカウンセリングの目標、計画を話し合い、それぞれの患者さんに合った心理療法を組み立てます。

例えば、認知行動療法は、患者さんが考え方(認知)の癖に気付きそれを修正していく方法です。

考え方が変わると気持ち・心の持ちようが変わり、痛みや辛い症状が緩和されることがあります。

また、気持ちを吐き出すことでストレスや様々な重圧から解放され、症状が以前より気にならなくなることもあります。

認知行動療法とは

認知行動療法の認知とは、自分自身や世の中に対する考え方のことを指します。例えば、①一般化をしすぎてしまう。②過剰に自分への関連付けをしてしまう。③二者択一思考に陥る。④かくあるべきだという~べき思考にとらわれる。など、そのような思考のくせに気づき、修正することで、よりよく日常生活を送れたり、仕事や学業などが円滑になるかもしれません。考え方(認知)を取り扱うだけではなく、状況や環境とのやりとり、すなわち行動から「身体が何を学習してしまったのか」を考え、どう対処すればよりよい行動ができるかを考えます。

認知行動療法は精神療法の技法の一つで、現実の受け取り方・物事の見方などのいわゆる、認知に働きかけてストレスの感じ方の軽減を図る治療法です。

実際には個々のストレスをまず認識し、それぞれの状況での感情変化を振り返ることで、自分の考えのくせを認識し、柔軟な物の見方に変えていく練習をします。

4.カウンセリングの概要

初回カウンセリングは再診料の中で行います。

カウンセリングを継続希望される方は自費診療 予約制 145分 5000円、

カウンセリングは5回前後、半年を目標にします。

診察後に経過をお話になりたい方は再診料で10分ほどお話をお聞きします

 

眼の不快な症状のきっかけや維持要因は百人百様です。当院では皆さまのお話を伺いながら個人個人に合わせたプログラムを提供します。

検査では原因が見つからず、心因性かもしれないと疑問をもっていらっしゃる方はぜひご相談ください。

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