◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回は共に58号です。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に3月9日までに680人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。一度読めたのにメルマガ配信が中断した方では迷惑メールボックスに入った可能性があります。職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でランチ:今回はベトナム南部料理を出すクアン アン タムを紹介します。ベトナム料理店には貧乏な留学生の頃にパリで良く訪れた印象があります。この店も自由が丘デパートの二階にあり、廊下から都市再開発工事現場を見下ろすこともできます。
◎ 積水ハウス詐欺事件を題材にした「地面師たち」というネットフリックスのドラマを見て、またその原作の小説まで読みました。昔見た「白昼の死角」という映画にも似た独特な雰囲気の作品です。麻薬事件で表の芸能界を去ったピエール瀧も健在で出ています。
②一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 物が二重に見える事を複視と言います。先ず、片眼でもダブるのもの(単眼性複視)と両眼でのみダブるもの(両眼性複視)に分けますが、それら仕組みと治療などを説明してみました。単眼性複視は一般眼科で眼鏡処方を行い、両眼性複視は神経眼科で眼筋障害や脳神経麻痺などを考えます。
◎せん妄;一般的な認知症の進行とは別に、高齢者がショックを受けたり、環境の変化に驚いたりすると起こすことのある反応に譫妄というものが有ります。今回は譫妄と視覚症状について調べてみました。
◎ 認知症が進んでからの白内障手術には様々な困難が伴います。日刊ゲンダイに掲載された「認知症の白内障手術体験記(2)(3)」を要約して、この問題を論じます。認知症のある老人は殊に周りのからの服薬指示などを嫌がり対応がむつかしくなります。
◎ 前の記事のきっかけとなった「認知症の白内障体験記(1)」(認知症を発症する前に白内障手術を受けさせるべきだった:の意味)の要旨を採録しました。
◎ 緑内障に対する啓発活動として当医院も「ライトアップグリーン運動」に参加する1500の施設の一つとして当医院も先週はエントランスを緑にライトアップしました。
◎ 3月20日は春分の日で国民祝祭日でした。昼と夜の長さが同じになるというその意味合いと、目の健康に関連したトピックスを考えてみました。
◎ 人の目の調節力のピークはなんと10歳ころです。ヒトの老化を考えると、加齢が必ずしも老化を意味する訳ではありません。語彙力のピークが67歳など加齢で賢くなる部分もあるのです。
◎ 税理士さんによれば、新しいマーケッティングの鍵はシニアだそうです。シニア層は若者と違って、廉価なものだけでなくむしろ値に対応する価値を求めてくれます。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ これからの小児の近視診療に向けて:参天製薬のユニットドーズ低濃度アトロピン点眼液の発売を控えていますが、このウェブ講演会の放映は24日まで行われています。低濃度アトロピン治療開始には薬剤その物と、私費診療の実際にかかわる両者の知識が必要です。
◎ 新しい甲状腺眼症(バセドー病)の治療薬でテプロツムマブ(テッペーザ®)が発売されています。その講演を聴きました。複視改善などの利点がありますが、他の生物学的製剤同様に高価であるという問題もあり、直ちにステロイドパルス療法にとって換わるものではなさそうです。
④ 眼瞼痙攣など神経眼科関連の話
◎ 患者さんの質問がありましたので、眼瞼痙攣と片側顔面痙攣の比較を論じてみました。
◎ ビジュアルスノウ症候群の患者集会が毎月英語ですがネット上で開かれている模様です・
◎このブログには眼瞼痙攣や神経眼科に関連した発信が多いです。(リンク⇒眼瞼痙攣の記事一覧をご覧ください)。
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