清澤のコメント：おはようございます。今朝は雨で、電車も空いていました。新宿、渋谷乗り換えで、東横線はちょうど入線した急行が利用できました。今日はボトックス投与日で、ボトックス辛みの患者さんのカルテ8枚にすでに指示を書き加えました。ベンゾ系薬剤による患者さん、原発性だが開瞼がほとんどできない患者さんなど対応は難しそうな患者さんも見受けられます。写真の葉は数日前に医院前で拾ったので、向井のビルの階段の間で上に伸びた枝から落ちたものすが、きれいな紅葉です。ハナミズキでしょうか？
◎ ドライアイ治療用点眼剤 「ジクアス LX 点眼液 3%」の日本における製造販売承認を取得：いよいよ明日16日に店頭で発売になります；
― 製剤改良により点眼回数を 1 日 3 回に減らし、患者さんの負担を低減 ―
参天製薬株式会社（本社：大阪市、以下 Santen）はドライアイ治療用点眼剤「ジクアス LX 点眼液 3%（一般名：ジクアホソルナトリウム点眼液）」について、本日 2022 年 6 月 20 日付で日本における製造販売承認を取得しました。
「ジクアス LX 点眼液 3%」は、2010 年から日本で販売している「ジクアス点眼液 3%」（1 回 1 滴、1 日 6 回点眼）を製剤改良により点眼回数を 1 日 3 回に低減した製剤です。ドライアイ治療において点眼遵守の低下をもたらす要因のひとつとして、点眼回数が多いことが挙げられます。点眼回数を減らしたジクアス点眼液を開発することは、臨床上有益であり、患者さんの点眼における負担低減につながるため、今回の製剤改良を行いました。
有効成分であるジクアホソルナトリウムは、P2Y2 受容体アゴニストで、結膜組織に作用し、水分および分泌型ムチンの分泌を促進するとともに、角膜上皮の膜結合型ムチンの産生を促進する作用を有します。これらの作用に加えて「ジクアス LX 点眼液 3%」は涙液中脂質増加作用を有することにより、量的・質的の両面から涙液異常を改善し、眼表面を正常な環境に近づけて薬効を発現します。「ジクアス LX 点眼液 3%」の有効性については、日本人ドライアイ患者さんを対象とした第Ⅲ相試験において角膜フルオレセイン染色スコアを指標とした角膜上皮障害に対し、プラセボ点眼液に対する優越性が検証され、第Ⅲ相 b 試験において、点眼遵守率が既存のジクアス点眼液と比べて有意に上回りました。また、第Ⅲ相試験および第Ⅲ相 b 試験において、重篤な副作用は眼局所・全身ともに認められませんでした。 （プレスリリースより抜粋）
◎ 昨日（月曜日）は暇な外来でしたから、多くのネット上の眼科情報を渉猟できました。
先ず、最初に来院された患者さんは眼瞼けいれんでしたが、質問は眩暈について。良性発作性頭位めまい症と判断して、その説明をしました。治療は耳鼻科にお願いします。ついでにその記事をざっとまとめました。
◎ 「眼形成手術と眼表面障害の最新のレビュー論文」にベル現象の脳内機構を分析した私たちのPET研究の基礎医学的論文が引用されました。閉瞼時の眼球上転に前頭眼野は関与していないというくだりです。
◎ 容易に想像できることですが、「脂質低下薬と抗糖尿病薬は加齢黄斑変性症の発症を減らす」そうです。
◎ このところ黄斑上膜患者を診ることも多く、黄斑上膜や硝子体網膜牽引症候群の診断を再度おさらいしてみました。
◎ 特発性硝子体黄斑牽引の経過と転帰：
◎ 眼科には直接関係ありませんが、四肢の痙縮に対するボトックスの使用限度量に変更がなされました。我々眼科医が眼瞼けいれんで使う50から最大で100単位に比べ、上下肢の同時拘縮では大量の600単位（50単位ボトルなら12本相当、100単位ボトルでも6本使用になります）の使用が11月から使用上の注意をGSK社で自主改訂したそうです。
◎ 昨日の記事のまとめはこちらです。仮想通貨交換市場会社FTX社の破綻などの解説を引用してあります。
◎ 10時半の診療開始ですが、8時から医院でスタンバイしております。今日のボトックス対応は朝からです。ご来院をお持ちしております。
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