もう少し前のお話になってしまいましたが、Winny開発者の悲劇を取り上げた映画が上映されました。
「Winny事件」は、ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇氏が著作権法違反幇助の容疑で逮捕された事件です。この事件は、ネット史上最大の事件として取り上げられ、映画「Winny」でもその実話を基に描かれています。事件の概要は:
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~2003年:ファイル共有ソフトが社会問題化する中、Winny公開
- Winnyは、元東京大学大学院情報理工学系研究科助手の金子勇氏によって開発されました。
- Winnyは匿名性の高いファイル共有ソフトで、映画や音楽などが違法にアップロードされ、社会問題となりました。
- 京都府警が日本のWinnyユーザーを初めて逮捕し、事件が注目されました。
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2004年:Winny開発者の金子勇氏が著作権法違反幇助の容疑で逮捕
- 金子氏は著作権法違反幇助の容疑で逮捕されましたが、後に無罪判決を勝ち取りました。
- Winnyは違法コピー行為を幇助する仕組みを持っていましたが、金子氏の故意が欠けていたとされました。
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2009年:高裁で金子氏に無罪判決
- 金子氏は無罪確定後、翌々年に心筋梗塞で急逝しました。
この事件は、著作権法とインターネットの葛藤を浮き彫りにしたものであり、多くの人々に影響を与えました。映画などが違法に手渡されるソフトでしたから、視覚情報(動画)も情報共有の対象であったという点で、眼にも関連した話題と言えるでしょう。
Winnyという映画が上映されています。ぜひ見ておくべきものかと思いました。
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