ミクスオンラインによれば「参天製薬は 小児の近視の進行抑制点眼薬「DE-127」を承認申請 承認されれば初の治療薬に」という事を公開日時 2024/02/29 04:48 に発表しています。(⇒元記事にリンク)この臨床実験は東京医科歯科大学(大野京子教授)などで行われておりました。DE-127はアトロピン硫酸塩水和物を0.025%含有していますが、通常使われる濃度の100分の一程度の濃度である以外の点については薬剤としては目新しいものではありません。
現在、この低濃度アトロピン製剤は既にシンガポールから日本国内の複数の眼科医によって個人輸入されており、当医院でも保険外診療の一環としてシンガポールからの点眼薬製品を頒布しています。今後、保険採用されると、保険診療にも採用されて、オルソケラトロジー、一日2時間以上の戸外活動時間確保とともに、低濃度アトロピン治療が小児近視治療のメインストリームになることが予想されます。
その記事の要旨は:
- 承認申請: 参天製薬は、近視の進行抑制を目的とした点眼薬「DE-127」の承認申請を行いました。
- 対象年齢: 投与対象は進行中の近視を持つ小児で、具体的な年齢は審査次第です。1
- 開発背景: DE-127は、アトロピン硫酸塩水和物を含み、眼軸の伸長を抑制し近視の進行を抑えることが期待されています。2
- 試験結果: 国内第2/3相試験で、DE-127はプラセボに比べて近視の進行抑制効果が認められました。
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