自由が丘 清澤眼科について

[No.4212] 自由が丘清澤眼科最近の話題(長版) 93号;11月17日( 月曜日)

◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(11月10日)で92。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に(10月13日で)875になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。

①  ご近所の話題など

◎ 隠れ家レストラン「COW CAM(カウカム)」──和牛グリルが香る癒しの昼食時間 

隠れ家レストラン「COW CAM(カウカム)」──和牛グリルが香る癒しの昼食時間

◎ 六本木の国立新美術館で日展を見る──陶芸家夫妻(相澤正樹、まゆみ氏)の作品を訪ねて

11月9日、50年来の友人で長野県大町市で作陶に今も励む相澤正樹さんから頂いた招待券で六本木の国立新美術館へ「日展」を見に行ってきました。お目当ては、その相澤正樹さん(白)とまゆみさん(青)の陶芸作品です。会場は広大でした。

六本木の国立新美術館で日展を見る──陶芸家夫妻(相澤正樹、まゆみ氏)の作品を訪ねて

◎ 自由ヶ丘北口隣の博多豚骨ラーメン「博多吉もん」ほかにも動き

リニューアルの博多吉もんは11月12日昼には長蛇の列でした。豚骨ラーメンのレパートリーは従来通りでしたが店内はきれいに改装されました。このあたりでは中華の梅華跡が開店準備中。つばき食堂跡にも新たな店が開店しました。

自由ヶ丘北口隣の博多豚骨ラーメン「博多吉もん」、「梅華」跡、つばき食堂跡に各々動き:

◎ 路傍の花;「オキザリス(Oxalis)」というカタバミの仲間

葉は確かにカタバミの形で、薄紫の花をつけています。日中に開く花で、出勤途中や日没後の帰宅時では花は開いていません。

路傍の花;「オキザリス(Oxalis)」というカタバミの仲間

◎ 本日のノブ塾:AIバブル崩壊の予兆──ノブさんが語る「投資過熱の終わり」

バブル崩壊はAIではAI企業が予定の収益を上げられないことと、電力不足でデータセンターが稼働できない事がばれた時だとノブさんは言っています。

本日のノブ塾:AIバブル崩壊の予兆──ノブさんが語る「投資過熱の終わり」

② 一般患者さん向けの眼科の話題

◎ コンタクトレンズ処方のついでに見つかる「緑内障」

 定期検査の大切さを改めて考えましょう ―最近、コンタクトレンズの処方を希望して来院される方の中に、緑内障の初期所見が見つかることが少なくありません。視力も良く、見え方に特に不自由がないためご本人は驚かれますが、検査を進めるとすでに視神経乳頭の陥凹(かんおう)の拡大や網膜神経線維層の欠損が見つかり、さらに精密な視野検査で緑内障性視野欠損を確認できて緑内障との診断がつくことがあります。近視は緑内障のリスクファクターです。

コンタクトレンズ処方のついでに見つかる「緑内障」

 

◎「ロービジョンケアの実際と、外来眼科医にできる支援

既に身体障害の等級を取得している患者さんには、ロービジョンケアが必要です。ロービジョンケアは何を提供するのか?実際に紹介できる先にはどのようなところがあるのかも併せて記載しました。患者さんは現在の主治医に、そのようなところへの紹介を依頼すると良いかもしれません。

「ロービジョンケアの実際と、外来眼科医にできる支援」

◎ 強度近視にみられる「脈絡膜内キャビテーション」

強度近視では視神経からつながる脈絡膜内の空洞が見つかることがしばしばあります。これも最近しばしば言及される強度近視の眼底変化です。

強度近視にみられる「脈絡膜内キャビテーション」

◎ 甲状腺がんで知られる眼症状には何がありますか?

甲状腺がんは、必ずしも甲状腺機能亢進症状を示すわけではありませんが、あるとすればどのような眼症状を示すことがあるのでしょうか?調べてみますt、バセドウ病に関連する症状の記載があります。

甲状腺がんで知られる眼症状には何がありますか?

◎ 中心性漿液性網脈絡膜症が治ったあとに気をつけたい「再発のサイン」

いったん治った中心性漿液性網脈絡膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいもうみゃくらくまくしょう)でも、時間がたってから再発することがあります。これは、網膜の下に再び水(漿液)がたまる病気で、30〜50歳代の男性に比較的多く見られ、見える像の中央に曇りを訴えます。ストレスやホルモンバランスの変化、夜更かしや多忙な仕事環境がその発生に関係するといわれています。

中心性漿液性網脈絡膜症が治ったあとに気をつけたい「再発のサイン」

③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です  

◎ 緑内障とコントラスト感度──五十嵐涼子先生の研究から見える視機能の新しい指標

女子医大の勉強会でこの演題を聞いてきました。コントラスト感度というと白内障の潜在視力を見る機会と思われていますが、実は視覚の空間周波数特性を見て、それを単一の値で表したものです。視覚路はMと の2系に分けられ、緑内障はMkeiga yararerunode, コントラスト感度に早期から変化がみられるというのは、驚くことではありません。

緑内障とコントラスト感度──五十嵐涼子先生の研究から見える視機能の新しい指標

◎ 小児の神経疾患に広がる「遺伝子治療」 ――いま何ができ、どんな課題があるのか

日本医師会雑誌の記事を紹介します。筋ジストロフィーなどに交じって特殊な網膜色素変性症も適応疾患には含まれていますが、その頻度は網膜色素変性症の0.6%のみで、本人負担も非常に高額。更に効用もまだ限られたもののようです。

小児の神経疾患に広がる「遺伝子治療」 ――いま何ができ、どんな課題があるのか

◎ 医師としての「最後の夜」──研修の日々を超えて;エッセーの紹介

米国の間を挙げた女性の老教授が自分の定年退職にあたって、エッセイを書きました。忙しかった初期研修時代へのオマージュないしノスタルジーです。日本でも数十年前までは、同じように病院に泊まり込む日々が珍しくなかったでしょう。いまでは働き方改革によって改善が進みましたが、医師が「人間らしさ」を失わずに成長することの難しさは、今も変わりません。

医師としての「最後の夜」──研修の日々を超えて;エッセーの紹介

◎ 米国の医師不足を支える「外国人医師たち」──ビザ混乱が示した米国医療の脆さ

米国の医学界では海外の医学部卒業生は医療の底辺を支える存在として今も必要とされていて、それに対するトランプ政権下でのビザの発給の遅れが社会的な混乱を起こしているという事のようです。

米国の医師不足を支える「外国人医師たち」──ビザ混乱が示した医療の脆さ

◎ ケトジェニックダイエット──糖質制限が「うつ」に効く?最新研究が示す可能性

タイトル:ケトジェニックダイエット──糖質制限が「うつ」に効く?最新研究が示す可能性

◎ トランスジェンダーとノンバイナリーの人の心の健康を守るために;論文紹介 

トランスジェンダーとノンバイナリーの人の心の健康を守るために;論文紹介

④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話 

◎ 5月の総会のお話内容を印刷した友の会報が届けられました。

この記事を開くと5月の会で話された若倉先生の話と私清澤の話の内容をご覧戴けます。早くも秋の例会が近づいてきました。11月30日です。

5月の総会のお話内容を印刷した友の会報が届けられました。

◎ 「ビジュアルスノウ症候群」に対する新しい神経調節治療の臨床研究

ビジュアルスノウ症候群(Visual Snow Syndrome:VSS)は、視界にノイズのような粒子が常に見える慢性的な神経性視覚障害です。世界各地で研究が進む中、Visual Snow Initiative(VSI)は新たに「神経調節(ニューロモデュレーション)」という治療法に焦点を当てた臨床研究を、スペインとポルトガルで開始することを発表しました。

「ビジュアルスノウ症候群」に対する新しい神経調節治療の臨床研究

◎ 眼瞼けいれんと光過敏 ― 若倉先生らの新論文紹介

若倉雅登先生が昨年の日本神経眼科学会で発表された研究「眼瞼けいれんにおける光過敏に対するHDグラスを利用した治療」が、米国の臨床医学オンライン誌 Cureus に採択・掲載されました。論文のタイトルは “High-Density Glasses in Blepharospasm: Influence of Migraine and Early Morning Effects”(眼瞼けいれんにおけるHDグラスの効果―片頭痛および早朝効果との関連)です。

眼瞼けいれんと光過敏 ― 若倉先生の新しい治療法「HDグラス」の効果が論文掲載に

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