自由が丘ランチ紹介:老舗のお好み焼き店「喜多由(きたよし)」
すっかり寒くなり、温かい鉄板の前に座れる季節になりました。鉄板の熱気を感じながら食事を楽しめるのは、この時期ならではの幸せです。
自由が丘駅北口から歩いて数分。当院からもアクセスしやすい場所に、**創業35年以上続く老舗お好み焼き店「喜多由(きたよし)」**があります。昔ながらの落ち着いた店構えで、地元の常連さんに長く愛されてきた一軒です。
先日、昼の時間帯に伺いましたが、繁忙時間帯を避ければ比較的静かで、ゆっくりランチを楽しめました。お店の方はとても親切で、お好み焼きの焼き加減に迷っていると、鉄板前での仕上げを丁寧に手伝ってくれるため、初めて来る方でも安心。鉄板の前であたふたせず、落ち着いて焼き上がりを待てるのが嬉しいところです。
店内にはテーブル席と座敷席があり、家族連れにも使いやすい雰囲気。一方で、昼間は一人で来店されている方も多く、私自身も気軽に入れました。お好み焼きの店は「複数人で行くもの」という印象がありますが、ここでは一人ランチでも全く気兼ねなく過ごせます。
■ 喜多由の得意料理
喜多由は、
-
お好み焼き
-
もんじゃ焼き
-
鉄板焼き各種(豚キムチ、いかバター、ホルモン鉄板など)
が得意料理。夜には飲み会向けの鉄板メニューも人気だそうです。
さらに、グループ向けには食べ放題コースもありますが、ランチタイムなら通常の単品でも十分満腹になります。具材はしっかりしており、見た目以上に食べごたえがあります。
■ お好み焼きの“楽しみどころ”
喜多由のお好み焼きは、ボールに材料が入った状態で提供される昔ながらのスタイル。
これを大きめの椀に移して、しっかりと混ぜ合わせます。すでに鉄板には店員さんが油を引き、温度を整えてくれているため、あとはその上に生地を広げ、じっくり焼き上がりを待つだけです。
混ぜた直後は「キャベツが多いかな?」という印象ですが、加熱が進むと、生地の中の小麦粉がゆっくりと水分を抱えて膨らみ、自然な粘りと弾力が生まれます。
お好み焼きは、キャベツの水分が蒸気となって生地をふっくらさせる仕組みで、喜多由のような老舗ではこの“蒸し焼きの加減”がとても上手です。
広島風と違い、関西風のお好み焼きは「混ぜ焼き」が基本。
この混ぜ具合によって、食感が軽くも重くもなりますが、喜多由ではキャベツの切り方が細すぎず、シャキッとした歯ごたえが残るよう工夫されていました。
焼き上がったらソースを塗り、青のりを振りかけると、鉄板から立ちのぼる香ばしさが懐かしい気持ちにさせてくれます。マヨネーズを足せばさらにまろやかになり、辛口が好みの方は卓上の一味唐辛子をひと振りするのもおすすめです。
■ ランチにちょうど良い、自由が丘の老舗
外の空気が冷たくなる季節、温かい鉄板の前でゆっくり焼き上がりを待つ時間は、ちょっとした贅沢のように感じられます。気軽に入れるお店ですが、長年の味わい深さと家庭的な温かさがあり、自由が丘でのランチ候補としてとても魅力的です。
「昔ながらのお好み焼き」を味わいたい方にも、「一人で気軽に入りたい」という方にもおすすめできる老舗の一軒でした。



コメント