社会・経済

[No.673] 日銀に大損失が起こる:高橋ダン動画解説

清澤のコメント:世界の中央銀行が金利引き上げを続け、スイスまでもがそれに追随する中、日銀だけが金利を抑えて金融緩和を続けると言い張っている。そんな中でイギリスのファンドが日本の長期債にカラ売りを仕掛けた。イングランド銀行にジョージ・ソロスが立ち向かった事態を思い起こさせる。円安が続くだけではなく、日本の民間銀行までもが日本国債から資金を抜き始めて、日本国債を保有しているのが日銀だけになるという事態が月単位で起きるとすれば、黒田日銀も方針変換をせざるを得なくなるだろう。そうなると、30兆円規模の損失を日銀は被る。それは円安となって日本国民に襲いかかるというのが高橋ダン氏の予測。この動画の最後に、高橋ダン氏は、ドル建て預金を持つことを勧めている。ハイパーインフレに対する、日本国内で取りうる対策としての不動産保有や金ほかのコモディテイー投資にはそれ自体の不安定要素も伴う。だとすれば、彼が言う一部でもドル建て預金に余剰資金を移すというのは一つの方法であるかもしれないと思った。

参議院選が始まっっている。産政党他の弱小野党の新規登場はあっても、在来野党の結束は弱く、自民党の歴史的敗北にはならなそうな予感。しかし、先の杉並区長選挙では無名の女性候補が超党派のおばさん方の支持を糾合することに成功して辛勝した。投票の数日前に、この女性候補の支持を訴える本人ではない老婦人がマイクを持ち、町内を回っていた貧弱な街宣者が勝利者側に立つとはまさか思わなかった。時代は激動している。

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