5月のゴールデンウィークが過ぎて、目のアレルギーの代表的なものである花粉症の季節も過ぎました。それにも拘わらず目の痒みが取れないとお悩みの患者さんがおられます。そのような場合には①杉やヒノキに対するアレルギーのほかに5月以降に飛散するカモガヤなどイネ科植物の花粉に対する季節性のアレルギーが併存している場合と、②ダニやハウスダスト(主な成分はダニともいわれますが)に対する通年性のアレルギーを持っている可能性が考えられます。
孫氏は「敵を知り己を知らば百選危うからず」とも言っています。あなたを悩ませるアレルギーの原因(抗原物質)を調べ適切な対応を探しませんか? ビュー39についてまとめてみました。(アレルギー検査39種類セット「VIEW39」の項目や費用について解説
アレルギー検査39種類セット「VIEW39」は、特定の季節に目のかゆみや鼻水、皮膚の赤みなどのアレルギー症状が出る方に適しています。この検査は、血液中の特定の抗体(IgE抗体)の量を調べることで、39種類のアレルギー物質に対する反応性を評価します。
- 方法: 1回の採血で39項目のアレルゲンに対する特異的IgE抗体価を調べます。
- 目的: アレルギー物質に対する体の反応性を評価し、アレルギー症状の原因を特定します。
- 利用法: スクリーニング検査として利用され、吸入系アレルゲン(花粉やハウスダストなど)と食物系アレルゲン(食べ物)を調べます。
- 料金: 保険適応の場合、3割負担で約5000円程度です。中学生以下は無料です。
アレルギー検査の信頼性は、臨床症状と照らし合わせる必要があります。また、特定のアレルゲンに対するIgE抗体の量が高いほど正確性が高まります。
本記事では食物アレルギーに対する記載は省略しました。ご興味のある方はこちらhttps://www.foodallergy.jp/tebiki/school/#school1をご覧ください。
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