清澤のコメント:https://answers.ten-navi.com/pharmanews/22423/から採録
【眼】①中外製薬の抗VEGF/Ang-2バイスペシフィック抗体ファリシマブ。「糖尿病黄斑浮腫および中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」を対象に申請中で、従来品よりも有効期間が長い。② 弘前市の再生医療ベンチャー・ひろさきLIは、角膜上皮幹細胞疲弊症に対する、、の関連大学はどこなのだろう。下記答え参照 ③興和のグラナテック合剤は「グラナテック」の有効成分リパスジルにブリモニジンを組み合わせた配合剤。 ④ 参天製薬は、ドライアイ治療薬「ジクアス」(1日6回点眼)の点眼回数を少なくした改良製剤の承認を取得する見通しで、この利用者は多そう。(水溶性のムコスタはまだか?)
答え:ヒト羊膜基質使用ヒト(自己)口腔粘膜由来上皮細胞シート「サクラシー」(開発名:TR9):京都府立医科大学眼科学教室において世界に先駆けて開発された培養自家口腔粘膜シートとその移植術は、先進医療B(2014年9月 – 2017年3月)を経て、京都府立医科大学眼科学教室の外園千恵教授により医師主導治験「難治性眼表面疾患患者における粘膜上皮供給を目的とした培養自家口腔粘膜上皮シート移植の多施設共同単群第3相試験」(2018年9月1日 – 2019年9月30日)が実施された。
清澤のコメント:「今年発売が見込まれる新薬」がネット上でまとめられていました。
眼科領域で注目されるのは、中外製薬の抗VEGF/Ang-2バイスペシフィック抗体ファリシマブ。「糖尿病黄斑浮腫および中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」を対象に申請中で、眼科領域に参入します。既存の眼内注射剤が最長で12週ごとの投与なのに対し、ファリシマブは最長16週間の投与間隔を実現しており、治療負担の軽減が期待されます。
青森県弘前市の再生医療ベンチャー・ひろさきLIは、角膜上皮幹細胞疲弊症に対する自己口腔粘膜由来上皮細胞シートを今年発売する予定。「サクラシー」の製品名で厚労省部会が昨年12月に承認を了承しました。ヒトの羊膜を調整した羊膜基質上で培養されたもので、同疾患に対する再生医療等製品としては、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)の同「オキュラル」と自家培養角膜上皮「ネピック」に続く3剤目となります。
興和は自社の緑内障・高眼圧症治療薬「グラナテック」の有効成分リパスジルにブリモニジンを組み合わせた配合剤を昨年11月に申請。参天製薬は、ドライアイ治療薬「ジクアス」(1日6回点眼)の点眼回数を少なくした改良製剤の承認を取得する見通しです。
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