社会・経済

[No.1139] 世界2位の暗号資産取引所FTX社が破綻:

仮想通貨大手バイナンス、FTXの買収方針を撤回

清澤のコメント:私は暗号資産には全く手を出してはいないのですが、世界第2位の暗号資産取引所FTX社が破綻しそうで、第一位のバイナンス社はそれを助けるための合併話を断念したという事のようです。この事件は、売国の中間選挙の結果を待つ人々の上に暗雲を投げかけているようです。

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 (更新)

【ニューヨーク=大島有美子】暗号資産(仮想通貨)交換業最大手のバイナンスは9日、8日に合意していた同業大手FTXトレーディングの事業買収方針を撤回すると発表した。FTXのデューデリジェンス(資産査定)をした結果、「今回の問題は我々の手に負えないものだ」として、買収しない方針に至ったという。米国以外で事業を展開するFTXの交換所サイトによると、米東部時間9日午後5時時点で顧客による資金の引き出しを停止している。

FTXは関連会社との取引で資金繰りが逼迫し、バイナンスに支援を求めた。バイナンスのチャンポン・ジャオ最高経営責任者(CEO)は、数日内に資産査定をした上で詳細を詰めるとしていた。

バイナンスは「(合意の)当初はFTXの顧客に対して支援ができればと考えていた」と説明した。財務諸表や事業構造の精査の結果「我々が助けることのできないものだ」と分かったという。

バイナンスは、方針撤回によってFTXの資金繰りが行き詰まることを念頭におき「ある業界大手が破綻すれば、その利用者は被害を受ける」と述べた。「ここ数年、仮想通貨のエコシステムは回復力を増している。利用者の資金を悪用する者は自由市場によって淘汰されると確信している」と加えた。

9日も仮想通貨からの資金流出は続いた。情報サイトの米コインデスクによると、代表的なビットコインの価格は仮想通貨取引の先行き不安を受けて軟調だったが、バイナンスの発表を受けさらに下落。2020年11月以来2年ぶりの安値に沈んだ。

バイナンスのジャオ氏がバイナンスが持つFTTを清算すると発言したことを機に、当時25ドル台だったFTTの価格が急落し、関連会社のFTXの財務不安へ発展した。

https://youtu.be/zbkne5wW7oM

 

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