清澤のコメント:米国で眼科医になるためには、まず通常の4年コースの大学を卒業した後に、4年制の医科大学(医学校)に進み、医師資格を取得します。その後3年間の眼科レジデンシーをそれぞれの大学眼科で務めた(この終了時点で眼科医を名乗れます)後に、フェローと呼ばれる米国の眼科での特別な専門分野の研修がなされます。中でも網膜専門医は緑内障や角膜専門医と並んで、眼科の花形と言っても過言ではないでしょう。その外科的及び内科的な網膜スペシャリストの養成コース(プログラム)に進むことが出来た眼科医の傾向を調べた調査結果がophthalmology誌に出ていました。
結論としては:2014年から2019年の間で、参加するプログラムの数と網膜フェローシップ マッチで提供されるポジションの数は増加していましたが、満たされたポジションの数は比較的停滞したままでしたとのこと。内科的および外科的網膜分野の両方でのマッチングに関連する要因には、米国および上位 10 位にランク付けされたレジデンシー プログラムを卒業したこと、MD(医学博士) を取得していたこと、より多くのプログラムの面接を受けていたこと、そしてUSMLE (医師免許試験)ステップ 3 でより高い得点を獲得していたたことが含まれていたといいます。
その中には、米国のトップ10レジデントコースの卒業生で有ることが含まれていましたが、それは具体的にはどこだったのでしょうか?調査によってそのトップ10,あるいはトップ12は入れ替わりますが、
医師によってランク付けされたトップ 10 の眼科レジデンシー プログラムという記事によれば、
Doximity の 2022-2023 Residency Navigator によると、7 月 25 日にリリースされたこのランキング システムは、125,000 人を超えるレジデントと卒業生からの 300,000 件を超えるレビューと評価で構成される、全国のレジデンシー プログラムに関する医師からの洞察を医学生に提供します。 :ということで、
医師は、指名、評価、およびレビューの執筆に貢献しました。評価は、現在のレジデント(研修医)と最近の卒業生の満足度データ、評判データ、客観的データの 3 つの主要なカテゴリで構成されます。
以下は、評判スコアに基づいた、眼科の上位 10 のレジデンシー プログラムです。:ということで
1. マイアミ大学/Jackson Health System/Bascom Palmer Eye Institute
2. トーマス・ジェファーソン大学/ウィルズ・アイ病院 (フィラデルフィア) のシドニー・キンメル医科大学
3. アイオワ大学病院および診療所 (アイオワ市)
4. ジョンズ・ホプキンス大学 (ボルチモア)
5.ユタヘルス大学(ソルトレイクシティ)
6. ミシガン大学保健システム (アナーバー)
7. マサチューセッツ眼科耳科/ハーバード大学医学部 (ボストン)
8.デューク大学病院(ノースカロライナ州ダーラム)
9. UCLA David Geffen School of Medicine/UCLA Medical Center (ロサンゼルス)
10.ベイラー医科大学/カレンアイ研究所(ヒューストン)
がノミネートされています。ただし、眼科に関する最新の記事:
では順位が大きく入れ替わっています。一年間超の神経眼科フェロー教育を私が受け、毎朝のレジデント講義も受講したウィルズ・アイ病院 (フィラデルフィア)が2位に入っていたことは大きな喜び。今でも、私は暇を見つけては日本時間の午後8時ころから放映されるモーニングカンファレンスをネットで視聴することを楽しみにしています。
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