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[No.229] 落語家というその知られざる世界:春風亭昇吉師匠の講演を聞きました

清澤のコメント:神田の学士会館、東大卒で初めて落語家真打になったという春風亭昇吉師匠の講演を聞きました。年明けの水曜日昼という事で、普通だと参加できない時間帯でしたが、今回は丁度休診日の水曜日で聞くことが出来ました。

①笑いの効用としては免疫を高め、認知症を防ぐ力もあるのだそうです。

②師匠は岡山県出身。大学卒業後に春風亭昇太師匠に入門、昨年真打に昇進したそうです。見習い(数か月から1年:入門にも高い壁があるが、見習いでは師匠の身の回りの雑用をする)、次が前座(3から5年で、稽古をつけてもらうことが出来、寄席の楽屋仕事をする)、その次が二つ目(入門約10-12年で前座修行から解放され、自分で仕事をとる)、そして真打(入門から約12年で人気、実力の格差が現れ、寄席でトリ出演が許される)

③なぜ落語の道に進み、落語家になったのか?:岡山で落語のあらすじ本を読んでいた。学生落語大会で優勝。文枝師匠に褒められたと。盲学校ボランティアで、盲人が落語の演者が右左を向いて役を演じ分けるのを理解したことに驚いたと。

④春風亭昇太に入門:町田で楽屋を訪ね熱心に入門を求めた。破門の三カ条は向上心が無い、法を犯す、そして師匠を敬わぬ事であったと。寄席修行はお茶くみ、高座返しなど。お金が無いのでどこまでも歩く生活であったと。言い訳をしない事、時にはわざと師匠に怒られて見せることもあると。芸人は人に見られていることを自覚していなくてはならないと。

⑤メディアの変遷部分はスキップ。

⑥昇吉会員制落語倶楽部の紹介。

会場からの質問では、岡山弁を演じているテレビ女優の岡山弁について問われ、その地方の方言分布を交えて的確なお答えをされていた。落語と欧米のスタンダップコメディーとの異同などにも質疑は的確に広まっていた。

やはり、水曜の昼2時間の昼食会に参会した方々は、私と同じ老人で多くは退職者風の方々が多かったです。この会場は40年前に結婚式に使わせていただいた201号部屋でしたが、建物は相変わらずの構えでした。

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