自由が丘 清澤眼科について

[No.1461] 自由ヶ丘清澤眼科 今朝の話題は 2023.3.1.水曜日(休診日です)

眼科医清澤のコメント:今日は早くも3月です。旧一誠堂裏の路地がいよいよ閉鎖され、この地区全体の解体工事が始まりました。3月になると確定申告日が近づき税理士さんは忙しくなります。法人化して居ない個人開設の医院では、3月15日までに1月から12月分の社保国保の支払い証明書までを全て合算して3月15日までに確定申告をしないとなりません。この書面は2か月後れで発行されるので、12月分については日数が錯綜して税理士さんを悩ませることになっています。

◎ 花粉症が巷をにぎわせています。本日会った友人でもある花粉症の患者さんは、常に目をこすっており、見るからに網膜剥離や円錐角膜を起こしそうで怖かったです。先日の重安先生の記事採録もご覧ください。

花粉症 コンタクトレンズをしている人の対策は;重安先生記事紹介

◎ 状況は少し違いますが、アトピー性皮膚炎に関連したと思われる眼瞼炎を見ました。眼瞼皮膚は肥厚しており治療は今後も長期にわたりそうですが、すでに皮膚科で非ステロイド系抗炎症薬のタクロリムス軟膏が出されており(コレクチム軟膏を推す人もいます)、刺激の少ないプロペト(白色ワセリン)軟膏や眼周囲への短期間のステロイド軟膏と抗アレルギー薬の内服などを合わせた方法を考えましょう。私の以前の眼瞼炎の記事を見て受診してくれたと聞きうれしく思いました。(→アトピーの参考記事参照)

アトピー性皮膚炎とその(眼)合併症の総説論文の紹介です

◎ 九州大学では網膜変性性疾患の治療法開発を進めています。4種の化合物を眼内注射する方向で研究中とか。

網膜変性疾患の視機能を回復させる低分⼦化合物群を同定;九州大学

◎ 以前書きかけて投稿を逃した記事。瀬戸内寂聴さんの訃報ですが、感動的です。

瀬戸内寂聴さん逝く:(以前の書きかけ記事再投稿)

◎ 2月号の日本眼科医会報が届いています。ブログのネタにと思って、やや詳しく読み込みました。今回は国民健康保険の特集になっています。

◎ 眼鏡なども限定的ですが、網膜色素変性症の治療用遮光眼鏡等であれば、医療費控除の対象になります。弱視治療用の遠視用眼鏡は、保険組合に眼鏡作成費の一部の還付請求ができます。しかし、これは医療費控除とは別の話です。

治療用眼鏡の医療費控除について:眼科医会のお知らせから

◎ 国民健康保険に新たな項目が加えられるのに必要な要件が述べられています。 

「学術的根拠に基づく診療報酬の適正化、外保連、内保連について」堀裕一先生

◎ 1980年代に世界一を誇った日本の医療は、アクセスと低価格を維持しており、その代わりに(日本で診療しているだけでは気づかないが)質が低下していると、時代遅れになっています。

高橋政代先生は「先進医療・選定医療の有用性」を説明しました。

◎ 東武鉄道では視覚障害者が駅で遭遇する危険をあらかじめ体験する会を開いたそうです。 

視覚障害者に駅の危険の体験会:ニュース

本日は水曜日で医院は休診日です。片側顔面けいれんの依頼原稿に手を付けましょう。

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