眼瞼疾患

[No.2150] 眼瞼にできるトビヒとは?(『impetigo』『伝染性膿痂疹』)

皮膚にできる感染症にトビヒ(『とびひ』『伝染性膿痂疹』)が有ります。小児の腕や足に元の病巣があり、そこを掻把した指で顔に触れば、似たものが瞼にも発生し得ます。英語ではこれをimpetigoと呼びます。この病変は一見、帯状疱疹に似た変化です。分布などに差がありますが、その鑑別には注意が必要でしょう。

  • 原因: とびひは、黄色ブドウ球菌や溶連菌などが感染源となる細菌感染症です。感染は、傷口から侵入することが多いです。

  • 症状: とびひは、水ぶくれやかさぶたができる皮膚病で、症状によって水疱性膿痂疹と痂皮性膿痂疹に分類されます水疱性膿痂疹は、水ぶくれができ、痒みを伴います。痂皮性膿痂疹は、かさぶたができ、痛みを伴います。

  • 鑑別: とびひは、水疱瘡、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、湿疹、虫刺されなどと鑑別が必要です。

  • 治療: とびひの治療は、抗菌薬を使用することが一般的です。また、症状に応じて、ステロイド外用剤や抗ヒスタミン薬を併用することもあります。治療は、医療機関で行うことが基本です。

  • 参考になるページ:
  • 『とびひ』『伝染性膿痂疹』の症状・治療法【症例画像】|田辺三菱製薬|ヒフノコトサイト (mt-pharma.co.jp)

 

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