反復性結膜下出血の原因になる結膜血管腫とは:
清澤のコメント:繰り返して結膜下出血を起こすという訴えの中年男性の患者さんの結膜下出血の消退を待って、再度診察させていただきました。そうしたら、結膜下に血管腫が見えました。いつもこのあたりから出血し、出血も最後までここに残ろとのことでした。コロンビア大学のHPによる結膜血管腫の記載は次の通りです。
結膜血管腫
臨床的特徴
- 症状:
- 小さなサイズの腫瘍、ほとんどが無症候性または軽度の眼の刺激を引き起こす。
- 自発的な出血(または血まみれの涙:結膜外に出血することは少ない)。
- 兆候:
- 良性で、ゆっくりと進行し、時には縁がはっきりしない真っ赤で蜷局を巻く血管のパッチ
- 典型的には、丸みを帯びた、結節性、ポリープ状または小葉状であり、成長し、巨大なサイズの質量に達する可能性がある
- 孤立した病変として、または他の眼毛細血管腫またはスタージウェーバー症候群などの全身性疾患に関連している可能性がある
- 多発性または多焦点性血管腫は通常独立しており、周囲の血管とはほとんど関係がなく、互いに分離している。
管理
- サイズの増加、病変の数、および形態学的変化の観察。
- 必要ならば外科的切除、電気分解および熱凝固が成功裏に使用されている。
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