全身病と眼

[No.2471] 《認知症リスクも》目の不調が全身の不調の引き金に;記事紹介

《認知症リスクも》目の不調が全身の不調の引き金に!100歳まで目の健康を保つための3つのポイント

清澤のコメント:この記事で角谷建耀知氏は、アイフレイルを考慮する必要性を説く。その除外のために10の質問を引用し、3点以上なら眼科受診も必要だという。そして100歳までの目の健康を保つための3つのポイントを40歳代まで、40歳以降、60歳以降に分けて提示した。

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《認知症リスクも》目の不調が全身の不調の引き金に!100歳まで目の健康を保つための3つのポイント

  • 目の健康と全身の不調の関係:眼科専門医・森下清文氏の監修のもと、わかさ生活社長の角谷建耀知氏は、目の不調が全身の不調の引き金になる可能性があると説明している。https://8760.news-postseven.com/109319 
  • 目の不調で高まる病気リスク:目の不調は、日常生活の不便さだけでなく、さまざまな病気を引き起こす可能性がある。「国民生活基礎調査」で介護が必要になった原因の1位は認知症、2位は脳血管疾患、3位は高齢による衰弱、4位は骨折・転倒、5位は関節疾患だった。これら各疾患と視覚障害は関連している。
  • 目の不調は認知機能にも影響する。脳血管や心臓病リスクも高める。そして目が悪いと自律神経が乱れ、不調が表れることもある
  • アイフレイル:加齢による視力の衰えが「アイフレイル」を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがある。
  • そこで、目の健康チェックリスト:日本眼科啓発会議はチェックリストを使用して、目の機能低下を自己診断することを推奨している。

《目の機能低下のチェックリスト》
・目が疲れやすくなった
・夕方になると見にくくなることがある
・新聞や本を長時間見ることが少なくなった
・食事のときにテーブルを汚すことがある
・メガネをかけてもよく見えないと感じることが多くなった
・まぶしく感じやすい
・まばたきしないとはっきり見えないことがある
・まっすぐの線が波打って見えることがある
・段差や階段で危ないと感じたことがある
・信号や道路標識を見落としたことがある

◎ 評価:該当する項目が1つもなければ、目は今のところ健康。3つ以上なら、眼科専門医に相談することを勧める。

◎ 目の健康を保つための3つのポイントは、

140代くらいまでは、近視の進行をできるだけ防ぐ
240代以降は、できるだけ目の老化を遅らせる
360代以降は、目の病気の予防に気を配る、病気になったら適切な治療をする:であるという。

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