HOYAがシステム障害、外的要因による重大なインシデントで出荷に影響も 永田 雄大
清澤のコメント:HOYAは国内有数の眼鏡レンズ・コンタクトレンズおよび眼内レンズのメーカー。その発注システムにハッキングによる重大な障害が起きている模様です。メガネやコンタクトに比べて、手術予定を立てて手術が計画される白内障手術等の場合で、しかも病院内にストックがない規格のレンズを使用する必要が生じた場合の病院の対応が問題となります。
ーーーー記事採録ーーーー
日経クロステック/日経コンピュータ
2024年4月1日午後2時現在で影響範囲・原因ともに「確認中」(HOYA広報)とし、外部の専⾨家も交えながら早期復旧に取り組むという。
眼鏡レンズを製造するHOYAビジョンケアグループは2024年3月31日、眼鏡店をはじめとした顧客向けのお知らせで、「外部に端を発する何らかの重大なITの問題を抱えた」HOYAグループ全体のシステム障害が2024年3月30日に発生したと説明。正常化には数日かかることが予想されるとしている。注文済みの特注レンズについて納期通りの出荷が困難で届け日も未定とし、新規オーダーの受付停止も停止している。
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追記:本日(4月9日)入手した時計工芸新聞 4月5日の記事によると:
外部に端を発したシステム障害:眼鏡レンズ最大手を襲った異常事態:HOYA(株)は2024年4月1日自社グループ本社と複数の事業部においてシステム障害が発生したと発表した。原因・影響範囲は「確認中」(広報)で早期復旧に向け作業を進めているという。復旧までに2週間以上ともされる。HOYA社は眼鏡レンズの供給は国内最大。システム障害の影響は広範囲に及ぶとみられるが、目立つのは眼鏡レンズ。眼鏡レンズを製造・販売するHOYAビジョングループ。3月31日付けで顧客向けに「システム障害に伴うが注文済みレンズの出荷状況並びに受注停止について」という「お詫び」を通知した。また、HOYAグループのセイコーオプティカルプロダクツ(株)も受注停止になっている。原因は不明だが、サイバー攻撃被害の憶測も流れている。
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