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[No.310] 人の顔の特徴、顔のパーツは内面をうつす鏡:記事紹介

「すぐに会社をやめたほうがいい」日本でたった一人の相貌心理学教授がそう助言する人の顔の特徴顔のパーツは内面をうつす鏡

清澤のコメント:目を含む顔のパーツは表情を構成する重要な部品であり、その動きを調整する各種の筋の強弱を分析する心理学の一分野として人文科学が存在する事は、驚くにはあたりません。しかし、19世紀の骨相学(こっそうがく、独: Phrenologie)が、脳は精神活動に対応する複数の器官の集合体であり、その器官・機能の差が頭蓋の大きさ・形状に現れると主張したのと似た様にも感じられる。 骨相学は、19世紀に隆盛を誇ったが、神経解剖学の発展によって、20世紀以降では否定された。この様な研究分野では、一般の自然科学に於けるような統計学的な分析が行われにくい分野であろうとも思われる。個人の表情が他人に強い印象を植え付けるとすれば、その概要を知ることにも別の意味が有るだろう。この解説を読んでみると科学的な根拠の実証が不十分な気がしないでもない。眼瞼痙攣等において眼の周りの筋のスパスムを減弱させる目的でボツリヌスA毒素を治療に使う身としては、この本の内容を興味深く読ませていただいた。ちなみにフランスにはプロフェッサーアグレジェ(アグレガシオン)という称号が有り、特定の大学の教授という意味ではなく、大学教授資格者とも訳される名号が有った。

  ーーー目に関連しそうな要点を抄出するーーーーー

1億人以上の顔分析データを基に人の性格やパーソナリティーを分析する相貌心理学。その分析精度は99%と言われている。日本人初の相貌心理学教授、佐藤ブゾン貴子さんは「悩み相談に来る方の目の特徴を見て『今すぐ会社をやめたほうがいい』と言うこともあります」という――。

※本稿は、佐藤ブゾン貴子『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。

オフィスの会議室で面接官が求職者を面接

顔は環境や内面の変化で変わる

相貌心理学は、額の傾斜の角度や目尻の位置、口の大きさといった顔立ちなどから、その人の思考パターンやコミュニケーションのクセを知る学問です。

顔から分析できることは、以下のように多岐にわたります。

その人の持つ体力/コミュニケーション欲求量/実行力/想像力/共感力/思考の速さ/環境や他者に対する寛容性や適応性/感情や考えを伝える力/感受性/自己抑制力/野心や独立心/モチベーション……

相貌心理学が、顔の心理学だというと、自分の顔はもう変わらない、だからこの性格も変えられないのだ、と言う方がいらっしゃいます。

というのも、顔は変わらないと思っている人が多いからです。いいえ、顔は変わります。

環境の変化や内面の変化によって顔は変わっていくのです。基本的に変わらない部分もありますが、環境が変わることで変化していく部分も少なくありません。

そこで今回は、目や鼻などのパーツ(器官・部位)が表す特性について触れながら、自分の顔の変化を読み取る方法について紹介していきます。

目、鼻、口、耳、肉付きは環境で変わる

基本的に、環境によって変わっていく部分は、目、鼻、耳、肉付き、口です。

そして変わらない部分は、輪郭、額、頰骨、あごです。これらは成長期が終わるまでに形成され、それ以降、大きく変わることはあまりありません。ーー実は、顔が変化するもっとも大きな要因は環境によるものです。

顔の変化を読み取れるとセルフマネジメントがしやすくなる

環境の変化によって内面の感じ方が変わることで、数カ月や半年、一年といった短期間で、顔の印象が大きく変化することもあるのです。

たとえば、人が笑顔をつくるときには大頰骨筋や笑筋といった筋肉が使われますが、こうした筋肉は、使えば使うほど発達していきます。筋肉の動きは他の部位にも影響を及ぼし、肉付きのハリが良くなるほか、口角も上がります。

しかし笑わない生活を続けていれば、使われない大頰骨筋や笑筋は退化していきます。すると肉付きのハリがなくなり、口角が下がります。しかめ面をしていれば、眉間にはしわができます。

また、人は20種類以上の表情筋を使うことでさまざまな表情をつくっていますから、表情筋が退化すると、表情に乏しい顔になります。自分では微笑んでいるつもりでも、どこか不機嫌そうな顔や悲しそうな顔に見えてしまうこともあるのです。

このように、相貌心理学的には、顔は「内面を表す鏡」と言えます。感受性がキャッチした環境や他者からの刺激が伝わって内面が変われば、顔も変わっていくのです。今まさにその人が置かれている環境が顔に表出するということです。

ですから、顔の変化をキャッチすることで、心理状態を把握することも可能になります。当然、自分の顔の変化を読み取ることはセルフマネジメントにつながります。

内面がもっとも表れるのは“目”

現在の自分の内面を知る上で、もっともわかりやすいのは目です。目は、主に「情報・知識をキャッチする力」を示しています。

たとえばぱっちりとした大きな目の場合は、好奇心旺盛で新しい情報や流行に敏感であることを表しています。ただし自分の処理能力以上の情報を集める傾向があります。

反対に、細い目の場合は選択したい欲求が強く、選択基準である独自の考えに固執して視野が狭くなりやすい傾向を表します。

ですから、もしもあなたが「最近、何だか目が細くなってきたな」と思うようであれば、選択の欲求が強くなっているということです。何かにこだわりたい傾向が強くなっているのかもしれません。

目は情報・知識をキャッチする力を表す

イラスト=福原伸一
佐藤ブゾン貴子『人は顔を見れば99%わかる』(河出書房新社)より

意思の強さは「目じりの位置」に

また、上がり目(目尻の上がった目)は、意志の強さを表します

佐藤ブゾン貴子『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)

佐藤ブゾン貴子『あなたの顔には99%理由がある』(河出書房新社)

目標を掲げ、それに向かって頑張ろうと切磋琢磨せっさたくましているときは目尻が少しずつ上がってくることがあります。同時に、上がり目は人の話に耳を傾けない傾向も表しますから、自分の目が上がってきたときには、自分の理想や目標にこだわりすぎていないか、視野が狭くなっていないかという視点を持つことも大切です。

一方、下がり目(目尻の下がった目)は、人の意見をきちんと聞ける姿勢があることを表しています。ただし人の意見に流されてしまうとか、優柔不断になりやすいという傾向もありますので、自分の目が下がってきたら、その点を注意しましょう

そのほか、目と目の間の距離が「眼球一つ分」より広い場合は、好奇心が旺盛でさまざまなことに目を向けたいという傾向を表しています。

反対に「眼球一つ分」より狭い場合は、一つのことに集中しており、いくつものことを並行して行うのは苦手な傾向があります。

黒目の位置の変化は精神的な赤信号

目には、内面の苦境が表れることもあります。鏡を見て、自分の黒目の位置をチェックしてみてください。以前は黒目が目の真ん中に表れていたのに、黒目が上まぶた寄りになり、下まぶたとの接地点が少なくなっている(俗にいう三白眼のような状態)としたら、精神的に苦しい状態かもしれません。

セッションで悩み相談に来る方がこうした目になっていて、しかも細い輪郭のレトラクテの場合、私は今の環境を見直したほうがいいとアドバイスしています。職場や仕事でつらい思いをしているなら、「今すぐやめたほうがいい」と言うこともあります。精神的にかなり疲れている状態と言えるからです。

「目のくぼみ」「左右の高さ」も要チェック

また、正面から見て、どちらかの目がくぼんでいる場合にも注意が必要です。

相貌心理学では、利き手側は現在や未来を、利き手側でないほうは過去を表します。

もし利き手側の目がくぼんでいる場合は、今、目の前に心痛の原因や困難があるということを示しています。また、利き手側ではないほうの目がくぼんでいる場合は、過去に目を背けたくなるほどの心痛や困難があったことを示しています。

しかし、心痛や困難が改善されていくと、目のくぼみは消えていく傾向があります。

さらに、左右の目の高さが違うときは意識が散漫になっており、自分にとって大切なものを選び取れない状態にあることを示します。

特に利き手側の目が低いときは、意識が散漫になり、今は正しい選択ができない傾向を示します。

自分でよくわからない場合は、写真を撮って左右の目の高さを比べてみてください。

内面の苦境が表れた目

イラスト=福原伸一 佐藤ブゾン貴子『人は顔を見れば99%わかる』(河出書房新社)より

“鼻”が示すあなたの本音 (花に関する記述は省略します。)

鼻にもいろいろな情報が表れています。鼻が示すのは、その人の「本音」です。

鼻はその人の「本音」を表す

イラスト=福原伸一
佐藤ブゾン貴子『人は顔を見れば99%わかる』(河出書房新社)より
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