ドライアイの意外な原因は「水不足」ではない…実は「油分」不足だった
清澤のコメント:マイボーム腺機能不全の治療法に関して堀先生らが治療ガイドラインを公表したことは、2月の日刊ゲンダイ記事で私も一般眼科医の立場で紹介しました。最近の眼科医対象の講習会でもその紹介をしている堀先生はIPL(Intense Pulsed Light)やサーマルパルセーションシステム(Lipiflow)といった新しい私費診療領域に含まれる治療法にも言及しています。出典にリンク;https://hc.nikkan-gendai.com/articles/278909
温罨法と眼瞼清拭のほかにアジスロマイシン点眼薬やテトラサイクリン系内服薬を用いる方法もこの際に思い出しておきましょう。末尾に自著の関連記事をリンクします。
―――記事抄出――――
要点:今年2月、マイボーム腺機能不全に初の診療ガイドラインが発表された。 東邦大学医療センター大森病院眼科・堀裕一教授が言う。 「マイボーム腺機能不全については、この10年で状況が変わりました」 「ものを見る上で非常に重要な働きを担う角膜を守っているのが涙液(涙)です。涙液の最も表面にあるのが油層で、その次が水層、さらにその次がムチン層です」 点眼では根本的な解決にはなっていないので、完全に不調は取れない。 アイラインなど化粧の汚れでマイボーム腺が詰まっている人もいる。感染合併時にはアジスロマイシン点眼薬やテトラサイクリン系内服薬を用いることもできる。IPL(Intense Pulsed Light)やサーマルパルセーションシステム(Lipiflow)といった新しい治療もありますが、どの眼科でも受けられるわけではありません。 マイボーム腺機能不全かどうかは症状だけでは判断できない。 「マイボーム腺機能不全は、加齢によって起こりやすくなります」
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