緑内障

[No.1094] アクトパック、act pack: by参天製薬

当院では初めて緑内障と診断された患者様に「ACT Pack」の配布と、これを用いた説明をしています。第一次の配布10人分が終わりましたので今回さらに10人分を提供いただき、引き続きお渡しします。

ACT Packとは

1,緑内障患者様に①「緑内障説明冊子(新家眞先生監修)、②一枚の紙で病状の説明(私が説明した項目をひとつづつチェックして最後にサイン記入して手交)、③当院の緑内障治療サイクル表、④眼圧・視野・OCT・眼底検査結果の見方(この4枚のリーフレットが良くできています。)」についてお知らせする資料一式」をまとめたものです。冗長になる部分は省略します。また、点眼開始に至らぬ方には緑内障説明の小冊子(新家眞先生監修)のみ手交します。

2,毎回眼圧を「眼圧記録カード」に記入してお渡しするのは今後のお仕事。ハンフリー30-2視野を測らせていただいた方には、その結果のコピーまたは、3回め以降で出力される視野の経緯を示すグラフのプリントアウトも希望によりお渡しします。初めて眼底写真を撮る場合には2枚プリントアウトして左右一組に所見を書いてお渡ししています。

3,初めて資料をお渡しする患者様は希望と状況により「緑内障について説明する動画を視聴」して頂きます。(文責:清澤、提供:参天製薬㈱)

202010233開放隅角緑内障(正常眼圧緑内障を含む)では、緑内障は自覚症状がほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多いです。視神経の障害はゆっくりと起こり、視野(見える範囲)も少しずつ狭くなっていくため、目に異常を感じることはありません。

そのため、早期発見・早期治療開始・治療の継続が大切で、ご自身の眼圧、視野、眼底の状態を知って頂き、点眼治療継続のモチベーションが上がるように努める必要があります。

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