視力低下

[No.9] 参天製薬とシンガポール国立アイセンター、アジアにおける眼科医療エコシステム発展を目指した革新的教育プログラムの開発・国際展開に関する戦略的パートナーシップを締結:プレスリリース紹介

清澤のコメント:国立シンガポール眼センターは緑内障の遺伝子解析など世界でも最も伸びている研究医療施設。参天製薬がそこと組んで眼科医療従事者の養成システム開発を行うというプレスリリースが出ています。(2021年11月1日に新規開業予定の自由が丘清澤眼科でも準備が最終段階に入りました。保健請求、レセコンやカルテシステムの講習が進んでいますが、最終段階として2名の従業員への追加指導を参天製薬に予定して戴いています。) 記事の概要を紹介します。
――概要―――2021年9月30日
参天製薬株式会社(Santen)とSingapore National Eye Centre(SNEC)は、眼科医療エコシステム発展に必要な質の高い眼科医療従事者の育成を目指し、オンライン・オフライン融合型の革新的な教育プログラムの共同開発・国際展開に関する戦略的パートナーシップを締結した。最初に、眼科検査を担う眼科テクニシャン(OT)を対象とした教育プログラムをシンガポールで開始する。
世界で22億人が視覚障害に至っており、うち10億人以上は未治療。教育機会不足により、眼科医療の基盤を担う適切な教育を受けた眼科医療従事者が十分確保できない。国連では持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け、より良い眼科医療への取り組み推進を求める決議を採択した。眼科医療従事者育成は極めて重要な取り組みになる。
世界保健機構は、「タスクシフティング」(医師以外の医療従事者に医療行為の一部を適切に委譲することで、限られた医療人材を効率的に活用する取り組み)を推奨している。過去の眼科領域研究で、適切な教育を受けたOTに対して眼科医が医療行為の一部を委譲することで、病院の生産性向上につながることが示された。本戦略的パートナーシップでは、眼科医療における教育プログラムの構築、タスクシフティングの推進、さらに将来の眼科医療従事者数を飛躍的に増大させることを目指す。
SNECのWong Tien Yin教授は、「SNECが有するオンライン教育プログラムは、COVID-19パンデミック下のみならず、終息後においても、眼科医療従事者に対する適切な教育機会の提供に貢献できると考える。SNECは次世代を担う眼科医療従事者を継続的に育成している。本教育プログラムが、医療従事者の継続的なスキル向上を促し、患者さんに貢献することを期待する。今後、世界中の眼科医療従事者が眼科教育を受講できるように、本プログラムに関連した教育プログラムの国際展開を進めてゆく。」
Santenの社長谷内樹生は「眼科医療エコシステムの構築と、目に関わる社会課題の解決につながる取り組みを戦略的に推進している。本戦略的パートナーシップにおいて、質の高い眼科医療従事者を育成し、眼疾患に起因する人々の機会損失削減に貢献してゆく。」
パイロットプログラムの修了生であるJoey Poh Shu Zhenさんも「幅広い領域をカバーする教育プログラムを通じて、自らの職域を超えた知識を得ることができた。」と語った。同修了生であるJessie Koh Hui Xinさんは「コロナ禍において、一般的な医学教育プログラムには遅延が生じていた。この教育プログラムはパンデミック終息後も有益であると思う」と語った。
Singapore National Eye Centre :Singapore National Eye Centre (SNEC) は、1989年に設立された医療機関。専門性の高い眼科医療を提供すると共に、高質な教育および研究活動を行っている。SNECは現在年間に330,000名の外来診療、34,000名の手術・レーザー治療を提供している。サブスペシャリティーとして10の診療領域における専門性を確立している。詳細は、https://www.snec.com.sg/ 参照。Santen(参天製薬)はホームページ https://www.santen.co.jp 参照。

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