「老眼対策の遅れ」と「現代人の目の異変」とは?という(⇒リンク)記事が2024/2/8に出ていました。「日本は老眼人口が世界1多く、45歳以上人口が約7000万人だが、遠近両用レンズの普及率は欧米に比べて低く、老眼対策が十分ではない」:という。
- 老眼の実態と市場:日本は老眼人口が世界No.1で、45歳以上の人口が約7000万人に達する。しかし、遠近両用レンズの普及率は欧米に比べて低く、老眼対策が十分ではない。
- デジタル社会の影響:現代人はスマートフォンやタブレットなどのデバイスから多くの情報を得ており、目を酷使している。これにより、調節機能や輻輳機能に異常が生じる可能性がある。
- 遠近両用レンズの必要性:遠近両用レンズは老眼の悩みを解消し、快適な視界を提供する。ニコン・エシロールは世界No.1のブランド「バリラックス」を展開しており、正しい老眼対策の情報を提供している。
- ーーーー具体的な記載ーーーーー
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欧米の遠近両用レンズの普及率
フランスの70%に比し、日本の遠近両用レンズの普及率が44%と低い。消費者調査によると、遠近両用レンズの存在は知っているが、使用したことがなく、また使用する必要性も感じていないという回答が半数近くにのぼる。
仕事や生活で“見る”ことの悩みが多く不便や負担を感じているにもかかわらず未使用率が高いということは、老眼への具体的な対策をとっていないと考えられる。
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日本とフランスの累進レンズ市場の違い
遠近両用レンズの普及率が非常に高いフランスと老眼大国日本の累進レンズ市場を比較。
市場規模では、フランスが日本の2倍以上であるのに対し、45歳以上の人口は1/2以下。浸透率にも大きな差が見られる。この市場規模の開きには、累進レンズを装用した眼鏡の平均単価も関係している。
日本の平均単価は3万3千円だがフランスでは倍以上の7万8千円。また、市場構成は日本は約7割がレンズとフレームがセット品を含めたお求めやすい価格のスタンダードに対し、フランスでは4割程度です。最も大きなギャップがあるのがプレミアムプライスで、フランスは全体の約4割を占めますが、日本では僅か0.5割にも満たない。
日本は老眼対策後進国である。医学や科学技術の進歩により、正しい老眼環境と快適な生活を手に入れることができる時代であるのに、その機会を逃してしまっているのではないでしょうか。
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