小児の眼科疾患

[No.224] 著書:赤ちゃんを転ばせないで(急性硬膜下出血、中村1型への警告):レビュー追記

 

アマゾンレビューと愛媛新聞の記事を採録します。(私も共著者の一人です)

竹越清子

5つ星のうち5.0 あなたも無関係ではない!これから子育てにかかわるすべての方に読んでいただきたい

2021年1211日に日本でレビュー済み Amazonで購入

乳幼児を「虐待し」死傷させる悲惨な事件の報道が後を絶ちません。多くの人は「何と酷い親なんだ!厳罰に処するべきだ。」と考えるが「自分たちには無縁の話だ」と考えるでしょう。
 しかし、この本を読むとそのような「他人事」でなく「明日は我が身」に起きる可能性があることが分かります。子どもの様子がおかしいので救急車を要請し病院で検査をしただけで貴方は「虐待」の加害者として扱われることになる可能性があるのです。しかも、家族が弁明しても受け入れられず長期間子どもの居場所さえ教えてもらえなくなるのです。
 その理由は脳の画像診断の結果一定の所見があった場合、医師は虐待の可能性があるとして児童相談所に通報することになっているからです。そして児童相談所はその子供を加害者である親から引き離し「保護」する仕組みになっているからです。これは皮肉なことに「児童虐待防止法」に基づき作られた制度なのです。
 しかし、最近そのような事例で「冤罪」を訴える保護者が増え、裁判でその主張が認められたことが新聞でも取り上げられるようになりました。
 乳幼児を「虐待」から守らなければならないことは言うまでもありませんが「冤罪」を訴える家族の声にも耳を傾ける必要があります。そして、何より心身の成長著しい乳幼児期を親の元で養育されるというかけがえのない権利を親と子ども双方から奪ってしまうことは、虐待によって命を絶たれるのと同等の重みのある問題です。
 脳外科の医師である筆者は先ず「故意意にせよ過失にせよこのような怪我をさせない」為に家族に注意して欲しいことを訴えています。その上で、「子どもが保護」されると親子の関係はどうなってしまうのか。その間、子どもはどの様な環境に置かれるのか。どうしたら子どもを返してもらえるのかなどについて述べています。そして、このような冤罪問題がなぜ起こるのか我が国の「虐待」判定ルールの問題点にも言及しています。
 漫画や具体的な事例を沢山使い、分かり易くしかも掘り下げて解説してある平易で読みやすい本です。「幸せな子育て」が出来るように、これから出産を迎えるご家族、おじいちゃんおばあちゃん、子育てにかかわる多くの方々に読んでいただきたい本だと感じました。

negifamam

5つ星のうち5.0 全ての人に読んでいただきたい 2021年1220日に日本でレビュー済み Amazonで購入

実際にこのような問題提起をしていただけていることに感謝しております。
子供たちが無事成長していく姿を見続けていくのはどんなことがあっても親としてとても嬉しいことです。そして子供たち、特に小さい時は親と一緒にいることがどれだけ安心して成長していけるか、子育て中の方達だけではなく全ての方達に知ってほしいと思っております。
この本を知ってほしい!内容をしっかり心に留めてほしい!
先生方に感謝です。

Amazon カスタマー

5つ星のうち5.0 赤ちゃんの転倒事故について最新の知見と予防策2021年1231日にレビュー済み Amazonで購入

赤ちゃんの転倒などによる頭部外傷(中村1型)について書かれた前作の「赤ちゃんが頭を打った、どうしよう! ? 」と重複する内容もあるのかな?と思いきや、最新の情報が満載でとても読み応えのある一冊。
一度起きてしまえば医学的にも社会的にも大変なことになる赤ちゃんの事故。これを防ぐ具体的な予防策も書かれているので、赤ちゃんに関わる人全員に読んで貰いたい。一般的な育児書や事故予防リーフレットにはここまでは書いてありませんよ?!

Amazon カスタマー 5つ星のうち5.

「赤ちゃんが転んだ! 」に始まる虐待冤罪の悲劇を避けるために2021年1230日に日本でレビュー済みAmazonで購入

つかまり立ちをするようになったわが児が、喜んでいる親の前で、転倒して気を失い、救急搬送されて、急性硬膜下血腫が見つかり、さらに、網膜出血や脳腫脹が見つかる事例がある。しかし、親が、転倒事故の状況を説明しても、3メートル以上の高さからの落下、または、交通事故のエピソードのない限り、重大な硬膜下血腫、網膜出血、脳腫脹(3徴候という)は発生しない、そして、親が“揺さぶり”等の虐待行為を隠していると決めつけられ、児と引き離され、逮捕・起訴される事例が少なくなかった。
1965
年、中村紀夫先生(慈恵医大名誉教授、脳外科医)は、このような家庭内事故で発生する「中村Ⅰ型硬膜下血腫」について、死亡例を含めて詳細に報告していた。しかし、外国の権威ある学会や英文学術誌が、「中村Ⅰ型硬膜下血腫」を認めず、「3徴候=虐待」仮説を定説であるかのように、医療界に影響力を発揮してきた。ところが、数年前から、「3徴候=虐待」仮説の科学的根拠が体系的な再評価を経て揺らぎ始め、「中村Ⅰ型硬膜下血腫」の重症例・死亡例を実際に診療した脳外科医達の意見がようやく認められるようになってきた。私自身、つい数年前までは、「3徴候=虐待」仮説しか知らず、同仮説に基づく法医鑑定をしたことがあった。数年前、ある事例の再検討を依頼された時、乳児の硬膜下血腫に関する文献を検索し、じっくり読み直して、はじめて、「3徴候=虐待」仮説の問題点と「中村Ⅰ型硬膜下血腫」の真相に気づいた。
本書は、「中村Ⅰ型硬膜下血腫」に焦点を当て、赤ちゃんに対する虐待の疑いを受けた両親を擁護するとともに、赤ちゃんの家庭内事故を防ぐ啓蒙書である。そして、虐待事例の診療や鑑定に関わる医師、児童相談所職員、法曹等の関係者に、事例に即して、医学面と問題点を、わかりやすく伝える専門書としての価値も高い。読み進むにつれて、「専門家として、意見を求められた時、どのように応えるべきか」が問われていることに気づくとともに、藤原先生(筆頭著者)の脳外科専門家としての熱意とやさしさと正義感が静かに心に沁みてきた。 本書の読者の輪が拡がることが、家庭内事故と冤罪の防止に貢献することを祈る。 一法医学者

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