自由が丘 清澤眼科について

[No.1095] 自由が丘 清澤眼科 今朝の話題は 2022.10.28(金曜日)

おはようございます。一昨日の日刊ゲンダイに出た目の梅毒症状の話題は、Yahoo newsにも転載され、多くの方々に読んでいただけて、また多くのコメントが寄せられています。ネットを渉猟してみますと、感染防止には、接触後の抗生物質内服も6割で有効などとのほかの記載もあるようでした。 昨日の日刊ゲンダイに、梅毒ではブドウ膜炎が多いのですが、第3期の視神経萎縮や、先天性梅毒の胡麻塩眼底が有名。私は眼球運動神経の麻痺例も経験していましたので、神経眼科医の立場からそのことも話させていただきました。ただし、私が目の性病専門医なわけではありません。

“目の梅毒”とはどんな病気なのか…新規感染者1万人超え必至で注目:自著記事

◎ 

◎ 先週末にお話しした「眼瞼痙攣治療の雑学」をもう一度紹介しておきましょう。近日動画もできる予定です。お聞きになってない方はお試しください。

眼瞼治療の雑学:10月22日ZOOMで講演

◎ 「日本の眼科」(日本眼科医会機関紙)のトピックスは未熟児網膜症(premature retinopathy)です。そのすべては引用しきれませんので、米国国立眼研究所の一般向けで同項目の記事を参考に抄出してみました。東北大学で佐々木先生や山下先生が未熟児に網膜冷凍凝固を行った初期のころの話を先輩方からうかがったこともあります。その後、未熟児に冷凍凝固や光凝固をできなかった眼科医と小児科医が訴訟の被告になったという時代もありました。私の記憶では、それらの治療法はまだ広く認められた治療ではなかったという事で、医療者側の敗訴にはならなかったと記憶しています。最近では硝子体への抗VEGF抗体注射も使われるようになっているのではないでしょうか。

未熟児網膜症とは:

◎ スマホにつないで使える(動物用の)手持ち眼底カメラが20万円台という廉価で発売されるそうです。医療機器としての承認を取得してはいないという事でしょう。

動物用眼撮影装置「眼底カメラ oDocs nun(オードックス ナン)」

◎ 末梢神経障害診療に学ぶ小高額の重要性:という記事が医学界新聞に出ていました。対談の一方が昔、東京医科歯科大学で一緒に診療にも従事した山口大学の神田教授だったので懐かしく読ませていただきました。医科歯科大学の神経内科は多くの教授を輩出しています。

観察と思索から症候をとらえる、 末梢神経障害診療に学ぶ症候学の重要性:記事紹介

 

 

 

◎ 緑内障を初めて診断された患者さんにアクトパックという緑内障を説明するパンフレットセットをお渡ししています。

アクトパック、act pack: by参天製薬

◎ 今日は、米軍の健診患者予定もなく、比較的ゆったりとした外来になることが予想されます。明日は、月内最後の眼瞼けいれん治療日で、多少の忙しさが予想されます。午後から少し忙しくなるでしょう。

毎日ご来訪ありがとうございます。このブログの読者を増やしたいと努力しておりますが、此のところ読者数とページビュー数はこのところ月総数で20%程度減で、やや伸び悩んでいます。

 

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